タイ政府、2029年国際園芸博の会場を急遽変更! 地元住民が猛反発「100年に一度の機会を奪う」

タイ政府は、2029年にナコンラチャシーマー県で開催予定の国際園芸博覧会「Expo 2029 Korat Thailand」について、開催地をコーン郡からパクチョン郡の乳牛研究開発センターへ変更することを閣議で承認した。
総予算42億8,100万バーツは維持する。

当初はコーン郡テーパライ地区のコーク・ノーン・ランカー公共森林地で開催する計画だったが、国家経済社会開発評議会(NESDC)などが費用対効果を調査したところ、交通アクセス、インフラ、宿泊施設、医療体制、来場者の受け入れ能力などを総合的に評価した結果、パクチョンが新たな会場に選ばれた。

新会場の土地は農業・協同組合省が所有しているため、新たな土地取得が不要となり、政府の長期的な財政負担を抑えられることも選定理由となったという。

政府は関係機関に対し、新会場のマスタープランと、博覧会終了後の施設活用を定める「レガシープラン」の策定を急ぐよう指示した。
会場変更に伴い、マスタープランや詳細設計に8,833万バーツ、新会場の再評価や関連資料の作成に600万バーツを充てる。

一方、国際的な承認手続きは時間的に厳しい状況となっている。
タイ側は9月4日までに国際園芸家協会(AIPH)へ新会場の準備状況を示し、10月6日には博覧会国際事務局(BIE)の承認を得る必要がある。

博覧会は、2029年11月10日に開幕予定となっている。
英語の正式名称も従来の「Nakhon Ratchasima International Horticultural Expo 2029」から、「International Horticultural Expo 2029 Korat Thailand」へ変更され、略称は「Expo 2029 Korat Thailand」となる。

◆移転に反発、地元住民は激怒

この変更について、県北部8郡の住民らが強く反発している。

住民らは博覧会を、長年開発から取り残されてきた地域に道路整備や観光、雇用、投資を呼び込む「100年に一度の機会」と期待していた。
すでに飲食店などへ投資した住民もいるという。

地元リーダーらは「希望と未来を奪うものだ」と批判し、タイ東北部の全20県から支持者を集め、大規模な反対運動を展開する可能性にも言及している。

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