バンコク「タラートノイ」世界で最もクールな街14位に。大阪・北加賀屋は6位、東京・高円寺は8位
- 2026/9/18
- バンコクとその近郊

米メディア「Time Out」が発表した「2026年 世界で最もクールな街・地区40選」で、バンコクのタラートノイ地区が14位に選ばれた。
バンコクの地区としては、同ランキングで過去最高の順位となった。
タラートノイは、チャオプラヤー川沿いに位置する歴史ある地区。
かつて港湾エリアとして栄え、その後はエンジンや自動車部品を扱う修理工場が集まる街として発展した。
現在も細い路地には昔ながらの工場や商店が残る一方、近年はカフェやバー、ギャラリーなどが相次いで進出している。

Time Outは、こうした「古い街並みと新しいカルチャーの共存」を高く評価。
既存の地域文化を新しい店が置き換えるのではなく、修理工場のすぐそばでカフェやクリエイティブスペースが営業するなど、異なる世代のビジネスが同じ地域に溶け込んでいる点を特徴として挙げた。
地区内には、車両修理工場と建物を共有する「Mother Roaster」や、築200年以上のショップハウスを活用したカフェ・バー「965bkk」などがある。

また、1787年に歴史をさかのぼるホーリー・ロザリー教会(カラワール教会)をはじめ、中国系コミュニティの歴史を伝える寺廟、200年以上の歴史を持つ福建系中国人邸宅「ソーヘンタイ・マンション」など、バンコクの歴史を感じられるスポットも点在している。
バンコクからはこれまで、ソンワットが2023年に39位、エカマイが2024年に27位にランクイン。
2025年は選出がなかったため、今回のタラートノイの14位は大幅な順位上昇となった。
2026年版の世界1位は、韓国・ソウルの鍾路3街(チョンノサムガ)。
屋台「ポチャ」を中心とする食文化やナイトライフ、歴史地区に広がる新しいショップやバーなどが評価された。

日本勢も上位に入り、大阪・北加賀屋が6位、東京・高円寺が8位と、2地区がトップ10入りした。
東南アジアでは、ベトナム・ホーチミン市のタンディンが12位、タラートノイが14位、シンガポールのジャラン・ベサールが20位となった。

Time Outはランキングの選定にあたり、飲食やナイトライフだけでなく、文化、個人経営の店舗、暮らしやすさ、地域コミュニティなども重視している。
観光地として新しく整備された街ではなく、地域の日常や歴史を残しながら、新しい文化を取り込んで変化を続ける街として、タラートノーイが世界的な注目を集める結果となった。
2026年版トップ10
1位:鍾路3街(ソウル/韓国)
2位:L’Ocean District(ラバト/モロッコ)
3位:Neos Kosmos(アテネ/ギリシャ)
4位:Chinatown(ロサンゼルス/米国)
5位:Govanhill(グラスゴー/英国)
6位:北加賀屋(大阪/日本)
7位:Chapinero Alto(ボゴタ/コロンビア)
8位:高円寺(東京/日本)
9位:Downtown(セントキャサリンズ/カナダ)
10位:Esquilino(ローマ/イタリア)
タラートノイ(バンコク/タイ)は14位。






































