タイ選手だけではない?! アジア大会で運営トラブル相次ぐ。各国選手も空港で長時間足止め。

2026年アジア大会に出場するタイ代表セパタクロー選手団が、宿泊施設として用意されたクルーズ船「コスタ・セレーナ」に到着したものの、チェックインできず、長時間待たされるトラブルが発生したことを昨日お伝えした。

移動で疲れ切った選手たちが床に横になって待つ様子も確認されており、最終的に宿泊できるようになるまで、移動時間などを含め約20時間を要したという。

名古屋アジア大会でタイ代表に宿泊トラブル。業者が選手登録し忘れ船内ロビーで長時間待機。 

タイ・オリンピック委員会のタナ事務総長は、現在の「名古屋・愛知2026アジア大会」について、運営システムにかなりの問題が発生しているようだと説明した。

タイのセパタクロー代表は十数時間にわたって待たされ、タイ・オリンピック委員会のスタッフが対応を続けた結果、ようやく宿泊できたという。

ただし、割り当てられたのはまだ現地入りしていない別の選手団向けの部屋で、緊急対応として一時的に使用することになった形だ。

さらに、9月17日朝に到着した別のタイ代表選手も、送迎車を約4時間待たされたという。

◆中国メディアも報道、各国選手が名古屋で足止め

しかし、こうした混乱はタイ代表だけではなかったようだ。

中国の報道によると、複数の代表チームが名古屋の空港周辺で数時間にわたり足止めされ、中国のネット上では大会の運営能力を疑問視する声まで出ているという。

新華社通信によると、中国をはじめ複数の国・地域の選手が、送迎システムのトラブルにより名古屋の空港付近で長時間待機させられたという。
迎えのバスが来ず、中には食事もないまま約6時間待たされた選手もいたと伝えている。

各国の選手が床に横になったり、椅子に座って疲れ切った様子で待機したりする姿も見られたという。

◆インド代表コーチ「システムに選手情報がない」

インドのボート競技代表チームのコーチは、チームが午前10時ごろに到着したものの、輸送センターで4時間以上待たされたと主張している。

大会側のシステム上で選手の情報が確認できず、送迎車両を手配できなかったという。

さらに、同チームより前に到着した別の代表チームも、2~3時間待ってもバスを確保できない状況だったとしている。

◆中国体操代表、21人中わずか2人しかシステムに表示されず

中国の体操代表チームでも同様の問題が発生した。

チーム21人のうち、システム上で正常に情報が表示されたのはわずか2人だったという。

長時間の待機を余儀なくされた中国選手たちは、その場にヨガマットを敷き、フォームローラーやトレーニング用ゴムバンドを使って体を動かしながら時間を過ごした。

一方、中国バドミントン代表は送迎バスを待つことを断念し、自力で宿泊先へ向かうことを決めた。

当初は空港の公共バスを利用しようとしたものの、チーム全員分のチケットを確保できなかった。
このため一部のメンバーが先に移動し、残った選手については中国総領事館の職員が支援した。
現地の中国人コミュニティーを通じて貸切車を手配し、午後4時30分ごろ、到着から約6時間半後にようやく出発できたという。

中国の卓球、武術、ボート競技の各代表チームがバスに乗れたのは午後5時ごろで、体操代表が出発できたのは午後6時ごろだった。

タイ代表の宿泊トラブルに加え、中国、インドなど複数の選手団でも輸送や選手登録システムを巡る問題が報告されており、大会序盤から運営体制が課題となっているようだ。

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