タイの元財務副大臣も調査対象に!米議員、東南アジアの詐欺組織を巡り28人の制裁調査を要請。

米下院のブライアン外交委員長とジョン中国特別委員長は9月15日、東南アジアの大規模なオンライン詐欺拠点との関係が疑われる外国人や企業など計28人について、制裁対象に該当するか調査するよう米政府に要請した。

マルコ・ルビオ国務長官とスコット・ベッセント財務長官に宛てた書簡で、対象者を調査し、グローバル・マグニツキー法などに基づく制裁要件を満たすか判断するよう求めている。

◆タイのウォラパック元財務副大臣も対象

28人の中には、タイのウォラパック・タンヤウォン(Vorapak Tanyawong/วรภัค ธันยาวงษ์)元財務副大臣も含まれていた。

ウォラパック氏はアヌティン首相の第1次政権で、2025年9月から10月まで財務副大臣を務めた経歴もある人物だ。
カンボジアの詐欺ネットワークとの関係を巡る疑惑が報じられた後に辞任したが、本人は疑惑を否定している。

今回の米議員の書簡を受け、ウォラパック氏は9月17日、詐欺拠点の運営やマネーロンダリング、人身売買、サイバー犯罪などへの関与を改めて否定している。

◆カンボジア政府高官や実業家らもリストに

調査を求められたのは個人26人と法人・団体2者。カンボジアのサー・ソカー内相、ネート・サヴーン副首相、フン・セン前首相の親族で実業家のフン・トー氏なども名前が挙げられている。

米議員らは、東南アジアで中国系の国際犯罪組織などが大規模な詐欺拠点を構築し、米国人を狙った暗号資産投資詐欺、いわゆる「ピッグ・ブッチャリング」やロマンス詐欺などを行っていると指摘している。

また、詐欺拠点で働かされている人の中には人身売買の被害者も多く、暴力や拷問などで脅されながらオンライン詐欺を強制されているケースがあるとして、詐欺組織を支える資金・企業・政治的ネットワークへの対応を求めた。

証明されたとしてもタイには伝家の宝刀「知らなかった」があるので、問題回避かな。

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