開発ラッシュ! バンナー通りが「モール街道」に! 大型複合施設から地域密着型モールまで。

本誌でも散発的にお伝えしているが、バンコク東部のバンナー地区で、ショッピングセンターやコミュニティモールの開発競争が激しさを増している。

テーパラット通り(ถนนเทพรัตน)、通称バンナー=トラート通りの1~10キロ地点には、既存の大型商業施設から新たな複合開発までが相次いで集積している。

不動産サービス大手CBREによると、バンコクの小売施設面積は2018年の約740万平方メートルから、2026年には約860万平方メートルへ拡大。
2026年だけでも、約17万平方メートルが新たに供給される見通しだ。

競争の軸も施設規模から「体験価値」へと変化している。
各施設は飲食店や娯楽、ウェルネス、緑地、家族・ペット向けスペースなどを拡充し、買い物だけでなく日常的に滞在できる生活拠点を目指している。

1キロ地点では、ザ・モールグループが大型複合施設「バンコク・モール(Bangkok Mall)」を開発中。
小売、オフィス、住宅、娯楽施設などで構成され、2027年第4四半期の開業を予定している。

いよいよ2年後! 5,000億バーツ規模の大型プロジェクト「バンコクモール」、バンナーに未来型都市空間。

1.5キロ地点には2020年開業の「フォー・ユー・パーク(For You Park)」、3キロ地点には1993年から営業する老舗の「セントラル・バンナー(Central Bangna)」と「ビッゾ・バンナー(Bizzo Bangna)」が立地する。

4キロ地点には「リトル・ウォーク・バンナー(Little Walk Bangna)」「パーク・バンナー(PARC Bangna)」「チック・リパブリック・バンナー(Chic Republic Bangna)」が連ね、地域住民の日常需要に対応する小型商業施設の存在感も高まっている。

7キロ地点では、大型複合開発「ザ・フォレスティアス(The Forestias)」内に、20万平方メートルを超える「ハピタット(Happitat)」が開業。
2025年には「ザ・グラス・マーケット・バンナー(The Glass Market Bangna)」も加わった。

CPアクストラ、バンナー地区に大型商業施設「Happitat」オープン! セブンイレブンもユニーク!

8キロ地点では、45ライの敷地と1万平方メートル超の賃貸面積を持つ「パディオ・バンナー(PADDIO Bangna」が、2026年末の開業を予定している。

同地区最大級の集客拠点「メガ・バンナー(Mega Bangna)」では、セントラル・パタナーとイカノ・センターズが60億バーツを投じて拡張を進める。
建物面積を17万平方メートル増やし、駐車場1,750台分を新設する計画で、2028年第3四半期の完成を見込む。

拡張後の開発済み面積は約80万平方メートルとなる。さらに、敷地325ライ超、総開発面積130万平方メートル以上、総投資額約700億バーツに上る長期計画「メガシティ(Megacity)」も進められている。

バンナー=トラート通りでは、従来型ショッピングセンターから地域密着型モール、都市規模の複合開発まで、多様な商業施設が競合している。
各事業者は買い物以外の体験を強化し、バンコク東部の消費者や地域住民を取り込もうとしている。

観光地でもないバンナー地区に、これだけのショッピングモールを支えるだけの顧客がいるのかどうか。
全てが出そろった時が、また一つの楽しみだ。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る