「カンフーパンダ」体験施設も爆誕! AWCとSCB、ヤワラート大型再開発に405億バーツ融資契約。

2026年7月16日、タイの総合ライフスタイル不動産大手アセット・ワールド・コーポレーション(AWC)とサイアム商業銀行(SCB)は、総額405億バーツ(約1,800億円規模)のサステナビリティ・リンク・ローン契約を締結したと発表した。

この資金は、タイ各地の観光拠点開発を推進するとともに、バンコク・ヤワラート地区で進められている大型複合開発プロジェクト「ウェーンナコンカセーム・ヤワラート(Woeng Nakornkasem Yaowarat)」の整備に活用される。

◆世界最大級の中華街・ヤワラートを新たな観光拠点へ

総額105億バーツが投入される同プロジェクトは、世界最大級の中華街として知られるヤワラート地区の歴史やタイ中華文化を生かしながら、世界水準の観光施設へと生まれ変わらせることを目指す。

コンセプトは「Legacy of the Past, Inspiration of Tomorrow(過去から未来へ受け継ぐ遺産)」。

最大の目玉として、ユニバーサル・デスティネーションズ&エクスペリエンスとの提携による「カンフーパンダ」体験施設を導入。
人気キャラクターとヤワラートの文化・歴史を融合させた新しいエンターテインメント施設として、世界中から観光客を呼び込む計画だ。

◆高級ホテルや商業施設も整備

開発エリアは約14ライ(約2.2ヘクタール)。

施設内には、①インターコンチネンタル・バンコク・チャイナタウン、②キンプトン・バンコク・チャイナタウンの2つのラグジュアリーホテルをはじめ、高級商業施設、中国様式のパビリオン、文化交流スペース、家族向け施設などが整備される。

さらに国際的なグリーンビルディング基準を採用し、環境負荷の低減や地域社会との共生を重視した開発を進める。

◆路面電車を導入し回遊性向上

AWCはヤワラート地区の交通利便性向上に向け、路面電車(トラム)の導入計画も発表した。

トラムは、オンアン運河~チャオプラヤー川~MRT(地下鉄)~約800台分の駐車場などを結び、観光客や地元住民の移動をスムーズにすることで地域経済の活性化を図る。

◆SCB「タイの持続可能な観光を金融面から支援」

SCBのサルットCEOは、「今回の融資は、AWCとの長年の信頼関係のもと実現したものであり、タイ経済と観光産業の持続可能な発展を支える重要な取り組みだ」と説明。

105億バーツは環境配慮型開発向けグリーンローン、残る300億バーツはAWCの今後の持続可能なプロジェクトを支援するサステナビリティ・リンク・ローンとして提供される。

◆2029年完成予定

AWCは、同プロジェクトを2029年の全面開業を目標に整備するとしており、ヤワラートを「文化・観光・ライフスタイル」が融合した世界的な観光拠点へ発展させることを目指している。

同社は近年、S&P Globalの企業サステナビリティ評価でホテル・リゾート部門世界1位を獲得するなど、持続可能な観光開発を推進する企業として国際的にも高い評価を受けている。

 
 

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