バンコクの屋外はキケン! 40万戸超に崩落リスク。ラマ4世死亡事故受けようやく安全対策の検討。

バンコク市内で確認されている長屋(ショップハウス)のうち、40万戸以上が老朽化により劣化しているとされ、建物の耐久性低下による安全リスクが社会問題化している。
専門家は、ラマ4世通りで発生したような構造崩落事故が今後も起こり得るとして警鐘を鳴らしている。

バンコク・ラマ4世通り沿いにある老朽化した建物のひさしが崩落。1名死亡。 

市内には築数十年から100年近い建物も多く残り、コンクリートや鉄筋の劣化によって耐荷重性能が低下しているケースが指摘されている。
特にバルコニーや庇(ひさし)などの張り出し構造は、崩落事故のリスクが高い部分だと今回の事故で思い知らされる結果となった。

ラマ4世通りで発生した地盤沈下・崩落事故も、老朽建築の維持管理不足が背景にある事例として注目されている。
過去にも旧市街の一部で同様の崩落が発生しており、潜在的な危険性が繰り返し指摘されてきた。

一方で、建物所有者の多くは現行の建築基準法に基づく改修義務が負担となり、駐車場設置や防火設備の整備といった新基準への対応コストが高額化している。
このため改修が進まず、建物の放置や売却が進む要因となっている。

バンコク都(BMA)は、老朽長屋の改修を促進するため、駐車場や防火設備などの基準を一部緩和する条例改正を検討した経緯があるが、議会任期の終了により実現には至っていない。

専門家によると、建物の耐用年数は一般的に50〜60年程度とされ、古い建材ほど強度や耐久性が低い傾向にある。
さらに湿気や雨、日射による腐食で鉄筋が錆び、構造劣化が進行するという。

また崩落の主な要因として、①老朽化による強度低下、②片側支持の張り出し構造、③固定・補強不足、④過剰な荷重、⑤増改築など複数の要素が挙げられている。

専門家や関係者は、老朽建物の体系的な調査とデータベース化、構造安全性の定期点検、専門機関との連携強化、危険建物への是正命令の徹底など、行政による包括的な対策の必要性を強く求めている。

こんな物件が違法建築に指定されないとは、いい加減を通り越して実際に人が死亡する結果となっている。
コストがかかろうが改修義務があるのなら、逮捕するなりそれ以上の罰金を取るなりし対処しなければ、おちおち外も歩けない都市というイメージがつくだろう。
観光客にもその点、きちんと危険喚起しなければならない。
観光客が死亡しても誰も責任を取らない状況なら、なおさら観光イメージにマイナスであることは言うまでもない。

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