キヤノン、タイの2工場を統合へ。デジタル印刷事業強化で生産体制再編。

キヤノン・タイランドは、タイ国内の生産体制を再編する一環として、プラチンブリー県の「Canon Prachinburi (Thailand)」と、アユタヤ県の「Canon Hi-Tech (Thailand)」を統合すると発表した。
統合は2026年9月までに完了し、10月1日から新会社として運営を開始する予定だ。

今回の統合は、デジタル印刷市場での競争力強化と経営効率の向上が目的としている。
重複業務の削減や生産能力の強化を図り、タイをキヤノンの重要なデジタル印刷生産拠点として発展させる狙いがある。

プラチンブリー工場は主に複写機(コピー機)や関連機器を製造、一方、アユタヤ工場ではインクジェットプリンターや商業印刷機器、紙搬送装置などを生産している。

キヤノンは今回の再編について、従業員の雇用や現在の製品ラインに影響はないと説明する。
全従業員の雇用を維持しながら、生産体制の最適化を進める方針だ。

また、同社はすでにナコンラチャシマー県のコラート工場(Canon Ratchasima Factory)の生産ラインをアユタヤ工場へ移管する計画を完了している。
6月12日には最後の製品出荷を終え、10年以上にわたる操業に幕を下ろした。

キヤノンは今後、インクジェットプリンターや大判プリンター、クラウドサービス対応の複合機など成長分野への投資を拡大し、タイをアジアにおけるデジタル印刷事業の中核生産拠点として強化していく方針だ。

キヤノン・コラート工場が生産終了。タイ東北部の主要輸出拠点閉鎖に。

 

 

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