
チェンライの有力企業家一族、チットサクン家(จิตรสกุล)が数十億バーツを投じ、コック川沿いのホテルを大規模改装。「カワディ・チェンライ、キュリオコレクション・バイ・ヒルトン(Kahavadi Chiang Rai, Curio Collection by Hilton)」として開業した。
約83.5ライ(約13.4ヘクタール)の敷地に167室を展開し、ヒルトンの「Curio Collection」としてタイ北部初の5つ星ホテルとなる。

開業までには約9年を要し、ランナー文化をテーマに、建築や料理、伝統工芸、地域体験などを取り入れた。
同ホテルは、もともと1989年に「リムコック・リゾート」として開業した。
それをチットサクン家が2016年に5億バーツ超で取得し、「ウィアン・イン・リバーサイド」へ改称する。
その後、世界水準のサービスと地域独自の個性を両立させるため、ヒルトンのCurio Collectionへの加盟を決めた。
ちなみにチットサクン家は、チェンライで複数世代にわたり事業を展開してきた企業家一族で、チェンライを中心に、パヤオやチェンマイにも事業を広げる大手トヨタ販売店を運営している。
年間のトヨタ車販売台数は、合計7,000台を超えるという。

同ホテルには国際料理の「Larderley」、北部タイ料理を提供する「Tasabiang」、バー「The Ledger」の3店舗を設置。
約1,980平方メートルのイベント・会議スペースのほか、プール、フィットネス、スパ、ヨガ、サウンドヒーリングなども備える。
設計では、タイ北部のランナー文化を現代的に表現。
地元の素材や伝統工芸、木造建築の要素などを取り入れ、地域とのつながりを重視したホテルづくりを進めている。

7月1日のソフトオープン以降、すでに2,000人以上が宿泊。
宿泊客は国内客と外国人客がそれぞれ約50%を占め、タイ、シンガポール、中国からの旅行者が多いという。
運営側は、レジャー客だけでなく企業・団体客の需要も取り込みながら、チェンライを国際的な観光デスティネーションへ押し上げることを目指す。
さらに、地元住民の雇用創出や職人・アーティストとの協業を通じ、ランナー文化や地域産業の海外発信にもつなげていく方針だ。

タイ北部では今後、プーケットにもCurio Collectionの新ホテルが開業予定で、ヒルトンはタイ国内でのブランド展開をさらに拡大する。
厳かな佇まいの本当の5つ星ホテル。
一生に一度くらい泊まってみたいと思いませんか?







































