【在タイ日本国大使館】タイの最新社会・治安情勢・犯罪傾向等について(タクシー釣銭詐欺など)

2021年4月9日発信。
在タイ日本国大使館よりタイの最新社会・治安情勢・犯罪傾向等についてメールが参りましたので共有させて頂きます。
(以下原文ママ)

令和2年度第4四半期のタイの治安及び一般犯罪等に関する情勢傾向についてお知らせします。安全対策等を考える際の参考にしてください。また、当館ホームページの海外安全情報も随時掲載・更新していますので、併せて御確認ください。
【在タイ日本国大使館ホームページ】
https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

1 社会・治安情勢等「タイ深南部テロ情勢」
今期、タイ深南部(ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県及びソンクラー県)では、イスラム武装勢力が関係すると思われる銃器及び爆発物を使用したテロが、月平均約12件発生しており、令和2年度第3四半期から変化はありませんでした。
ヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県及びソンクラー県の一部(ジャナ、テーパー、サバヨーイ各郡)については、外務省より危険情報「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」が発出されています。これらの地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

※現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生に伴い、タイ全土におきまして、感染症危険情報「レベル2:不要不急の渡航は止めてください。」が発出されています。感染の地理的拡大の可能性に注意し、現地・近隣国等の状況が悪化する可能性も念頭に、各国の出入国規制や検疫措置の強化に関する最新情報を確認するとともに、感染予防に万全を期してください。
【外務省海外安全ホームページ】https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_007.html#ad-image-0
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

2 犯罪傾向等
(1)犯罪傾向
令和2年度第4四半期中の邦人犯罪被害として、7件の届出がありました。前四半期と比較して6件減少しました。
(2)邦人事件簿
1~3月において、複数の邦人が長期間にわたる不法滞在により逮捕された事案が発生しています。
(3)その他注意事項
・2月:タクシー料金支払い時における詐欺事案が発生し、複数の邦人から報告がありました。手口としては、 首都バンコクのトンローやプロンポン地区にある商業施設や病院前において、在留邦人の方が客待ちをしているタクシーに乗車した後、料金支払時に運転手から運賃として1,000バーツ札で支払うよう、しつこく要求され、先に1,000バーツから運賃分を差し引いた額をお釣りとして渡されたことから、1,000バーツ札で支払い降車しようとすると、運転手が100バーツしか受け取っていない旨申し立て、さらに追加で1,000バーツを支払わせるなどし、現金をだまし取るといった手口です。
なお、上記に挙げた事案は、過去にも複数回発生しています。皆様におかれましても、十分注意して頂くとともに、同様の事案に接した際は、当館へもご連絡ください。

また旅券の紛失・盗難等は、今四半期合計で14件ありました。旅券を持ち出される際には貴重品同様保管管理に努め、また第三者に取り出されやすい箇所に無造作に入れることなく、紛失や盗難防止に努めて下さい。

3 テロ・爆弾事件発生状況
令和2年度第4四半期中、邦人被害にかかる事件はありませんでした。

4 誘拐・脅迫事件発生状況
令和2年度第4四半期中、邦人被害にかかる事件はありませんでした。

5 日本企業の安全に関する諸問題
令和2年度第4四半期中、日本企業の安全に関する諸問題はありませんでした。

【ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル】
https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500、696-3000
FAX:(66-2)207-8511
所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330
(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)

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