タイ政府、手続きを迅速に「Thailand FastPass」始動! 7,000億バーツの投資と1.3万人雇用創出へ。

タイ政府は、企業の投資プロジェクトに関する許認可手続きを迅速化する新制度「Thailand FastPass」を正式に始動した。関係する8つの政府機関が連携し、手続き期間を20~50%短縮することで、2026年から2027年にかけて総額7,000億バーツを超える投資を経済へ呼び込み、約1万3,000人の雇用創出を目指す。

今回、タイ投資委員会(BOI)をはじめ、工業省工場局、税関局、天然資源環境政策計画局、エネルギー規制委員会、タイ工業団地公社、首都圏電力公社、地方電力公社の8機関が覚書(MOU)を締結。
投資案件に関わる各種許可や認可の手続きを効率化し、企業がより早く事業を開始できる環境を整備する。

アヌティン首相は、「政府はこれまでの“規制する側”から、“投資を支援する側”へと役割を転換する」と述べ、官僚的な遅れを解消し、タイの投資競争力を高める方針を示した。

政府によると、2025年のBOI投資奨励申請額は過去最高となる1兆8,000億バーツを記録。
さらに2026年第1四半期の申請額は1兆バーツを超え、前年同期比142%増となるなど、タイへの投資意欲は高まっているという。

今回、Thailand FastPassの認定を受けたのは23社・25プロジェクトで、投資総額は2,230億バーツ。
対象にはヒューマノイドロボット、航空機エンジン部品、低軌道衛星関連部品など、高度技術分野のプロジェクトが含まれている。

また、政府がこれまでに支援を進めてきた76プロジェクト(総額4,740億バーツ)と合わせると、今後2年間で実行が見込まれる投資額は7,000億バーツを超える見通しだ。
これらのプロジェクトは工場建設や設備投資にとどまらず、研究開発、人材育成、サプライチェーン強化などを通じて、タイ経済全体への波及効果が期待されている。

政府は、Thailand FastPassを単なる投資家向けの優遇制度ではなく、「投資を実際の経済成長や雇用創出につなげるための仕組み」と位置付けており、将来的にはより多くの企業が利用できる包括的なプラットフォームへ発展させる考えだ。

対象に中国企業が含まれている場合、数字ほど効果は見込めないかもしれない。

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