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パタヤ17歳少女殺害事件、容疑者は未だ「正当防衛」を主張。海外メディアの取材で主張。
- 2026/8/25
- 事件(タイローカル)

パタヤで17歳のタイ人少女を殺害した罪などに問われているオーストラリア国籍のサイモン・ピーター・カーマン被告(45)が、パタヤ拘置所内でオーストラリア放送協会(ABC)の取材に応じ、「刺されるのを防ごうとしただけだった」と正当防衛を改めて主張した。
被害者は、通称「ノーン・ケーキ」と呼ばれていた本名タンチャノック・ドンホームラーさん(17)。
2026年6月27日未明、ジョムティエン地区の被告宅から約4.2キロ離れた線路脇で、黒いスーツケースに入れられた全裸の遺体が見つかった。

カーマン被告は、6月25日未明にビーチロードまたはジョムティエンビーチ周辺で少女と知り合い、コンドミニアムの自室へ一緒に入ったと供述している。
少女を20代半ばから30代前半だと思い、未成年とは知らなかったとも主張している。
被告によると、部屋で性的サービスの代金をめぐる口論となり、少女がナイフを取り出したため制止しようとした。
もみ合いの中で首を押さえ、少女が動かなくなったという。
被告は殺意を否定し「結果は避けられなかった」と述べた。
一方、警察によると、被告は当初、「眠っている間に少女が部屋から消えた」と関与を否定したが、防犯カメラ映像を示された後に供述を変更。
遺体をスーツケースに入れて浴室に1日以上置き、その後、オートバイで線路脇へ運んで遺棄したことを認めたとされる。

司法解剖では、少女の死因は脳損傷と窒息と判明。
防犯カメラには、被告がスーツケースを建物から運び出し、遺棄後に手ぶらで戻る様子も記録されているという。
その後、カーマン被告は6月27日未明、スワンナプーム国際空港からパース行きの便で出国しようとしたところを逮捕された。
首や腕には争った際にできたとみられる傷があったが、当初は「クモによるもの」と説明していた。
警察は、事件を通報せず遺体を隠したことや、出国を試みたことなどから、正当防衛との主張を疑問視している。
被告は故意による殺人、遺体の隠匿・移動、性的目的で未成年者を連れ去った罪などに問われているが、すべての罪状について無罪を主張している。
被害者の遺族は正当防衛との説明を否定し、死刑を含む最高刑を求めている。
パタヤ警察は捜査を終えており、事件資料は検察へ送られる見通しだ。
タイでは殺人罪で有罪となった場合、死刑または終身刑が科される可能性がある。

しかし、タイは「事実上の死刑廃止国」であり、死刑執行は8年以上行われていない。
また終身刑でも、恩赦や減刑によりあっという間にシャバに出てこれる可能性が高い。
市民からは刑罰の甘さを指摘する声が上がっているが、タイ政府の腰は重い。






































