タイ、地方空港の着陸・駐機料を半額に。新路線誘致と地域経済活性化を推進。

タイ民間航空局(CAAT)は、地方空港の機能強化と航空ネットワークの拡大を目的とする「小さな空港でも基準は高く」戦略を推進する。
安全基準や航空管制体制を整備するとともに、航空会社による地方路線の新設を促すため、国内線・国際線の着陸料と駐機料を50%減額する。

割引は、新たに地方空港へ就航する航空会社には6カ月間、新設される路線には1年間適用する。
実施期間は2026年8月10日から2027年8月9日までで、参加を希望する航空会社はタイ空港局(DOA)に申請が必要とのこと。

CAATによると、2026年1~7月のタイ国内の航空旅客数は、前年同期比1.48%増の8516万人だった。
このうち国内線は1.64%増の3926万人、国際線は1.34%増の4591万人となった。
国内線の運航便数は1.77%増の28万1896便。一方、国際線は1.63%減の26万3598便だった。

タイ空港局が管轄する地方空港の2025年の利用者数は、合計1423万人を超えた。
特にスラータニー、ウボンラチャタニー、コンケン、ナコンシータマラート、ウドンターニー、クラビーの6空港では、1日平均2500~5000人が利用しており、地方路線に一定の需要があることが示されている。

CAATは、すべての地方空港を同じ規模に拡張するのではなく、各空港の役割や利用状況、地域の経済的な可能性に合わせて整備を進める方針だ。
空港施設や安全設備の改善に加え、空域・航空交通管理の高度化、交通量の少ない空港に適した飛行場対空援助業務「AFIS」の導入などを進める。

CAATは、地方路線の拡充によって旅行の選択肢を増やし、観光、貿易、投資を地方へ分散させ、地域経済の持続的な成長につなげたい考えだ。

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