タイ女優テンモーさん死亡事件、捜査歪曲の疑いで公務員ら約40人浮上。国家汚職防止委員会へ。

みなさんは、タイ女優のテンモーさん死亡事件をご存じだろうか。
事件から4年が経過しているが、定期的に新たな報道がなされている。

8月24日、タイ法務省特別捜査局(DSI)は、女優テンモーことパッタラティダー・パチャラウィーラポンさんの死亡事件をめぐり、公務員や民間人ら約40人が、司法手続き上の捜査結果を歪曲した疑いがあるとして、国家汚職防止委員会(NACC)に捜査資料を提出すると関係者が明らかにした。

人物写真の鑑定結果と、ボートおよび携帯電話のGPS記録との間に矛盾が確認されたという。
捜査資料は計45冊、文書は1万3000ページ以上に及び、公務員と民間人を含む約40人が関係しているとされる。

◆4人には無罪判決

テンモーさんは2022年、スピードボートからチャオプラヤー川に転落し、死亡した。

その後、ノンタブリー県裁判所は、マネジャーのクラティックことイッサリン・チュタースクサワット氏、セーンことウィサーパット・マノーマイラット氏、ジョブことニタット・キーラティスティサトーン氏、Mことピーム・タマティラシー氏の計4人について、過失致死罪で無罪を言い渡した。

一方、テンモーさんの母親であるパニダー・シリユットヨーティン氏と、犯罪被害者支援クラブのアッチャリヤ・ルアンラッタナポン会長は、死亡事件の捜査に不審な点があるとして、代理人の弁護士を通じてDSIに調査を要請している。

◆他人の処罰回避や刑の軽減を支援した疑い

DSIは2025年2月から調査を開始。
一部の関係者が違法に刑事司法手続きを歪曲し、特定の人物が処罰を免れたり、刑罰を軽減されたりするよう支援した疑いについて調べてきた。

捜査班は、書類や物的証拠の提出を受け付けるとともに、多数の証人から事情を聴取し、約1年半にわたって証拠を収集した。

DSIは8月26日午前10時、45冊、1万3000ページ以上に及ぶ捜査資料をNACCへ正式に提出する予定だ。
今後はNACCが内容を精査し、公務員や関係者に法的責任があるか判断する見通しだ。

結局あの事件の真実はなんだったのか?
この国で、真実の片鱗にたどり着くのが本当に困難であるということが、証明されたのかのような事件だ。

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