タイ国際航空、燃料高で4~6月期利益が大幅減、一方バンコク・エアウェイズは16.3%増。

タイ国際航空(THAI)は2026年4~6月期の純利益が15億4,000万バーツとなり、前年同期の121億3,000万バーツから大幅に減少した。
中東情勢の悪化を背景にジェット燃料価格が前年同期比104.6%上昇し、利益を大きく圧迫した。
一方、バンコク・エアウェイズは上半期の純利益が24億3,000万バーツとなり、前年同期比16.3%増を確保した。

タイ国際航空の4~6月期売上高は、一時的な特殊要因を除いて486億2,000万バーツとなり、前年同期比8.5%増加した。
平均旅客単価が20.3%上昇したことなどが、増収につながった。

しかし燃料価格の急騰により特殊要因を除く費用は29.7%増の449億3,000万バーツに膨らんだ。
中東紛争による燃料価格上昇が収益を圧迫し、最終的な純利益は前年同期から大きく落ち込んだ。

旅客需要も影響を受けている。
タイ国際航空は中東情勢と需要低下を受けて減便を実施し、4~6月期の旅客数は366万人。
平均搭乗率は前年同期の77%から71.5%へ低下した。6月末時点の運航機材は84機だった。

一方、2026年上半期のタイ国際航空は、特殊要因を除く売上高が996億5,000万バーツとなり、純利益は116億5,000万バーツを確保した。
期間中にはエアバスA321neoを5機、ボーイング787-8を3機、787-9を1機導入し、今後の路線拡大に向けた機材強化を進めている。

◆バンコク・エアウェイズは増益

バンコク・エアウェイズは、2026年上半期の総売上高が139億3,000万バーツとなり、前年同期比3%増加した。
総費用は、2.3%増の106億2,000万バーツだった。

その結果、上半期の純利益は24億3,000万バーツとなり、前年同期比16.3%増加した。
4~6月期だけでも純利益3億3,260万バーツを計上している。

同社のプティポン社長は、経済の不安定さや中東紛争による航空業界への影響が続く中でも、収益力と効率的なコスト管理によって増益を達成できたと説明した。

タイの航空業界では、旅客需要の回復が続く一方、中東情勢を背景とした燃料価格の上昇が各社の収益を左右する状況となっており、下半期も燃料コストと国際情勢への対応が業績の焦点となりそうだ。

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