4億バーツの値下げ! チェンマイ初の大型商業施設、閉館から4年も未だ買い手なし。
- 2026/10/2
- チェンマイ

タイ北部チェンマイで、かつて街を代表する大型商業施設として親しまれた「ガートスアンゲーオ(กาดสวนแก้ว)」が、閉館から約4年を迎えた。
クルンタイ銀行は、売却価格を当初の30億バーツから25億8,300万バーツに引き下げたが、現在も買い手は現れていないという。

ガートスアンゲーオはチェンマイ市内のフアイケーオ通りに位置し、1992年2月29日に開業。
10階建てのショッピングセンターと、13階建て・420室のホテル「パーンスアンゲーオ」を備え、チェンマイ初の大規模ショッピングセンターとして1990年代の街の近代化を象徴する存在だった。
30年以上にわたり、買い物だけでなく若者や家族の待ち合わせ場所、娯楽やライフスタイルの拠点として市民に親しまれてきた。
しかし、2019年ごろから景気低迷や消費行動の変化、新たな大型商業施設との競争などで経営が悪化。
累積赤字は1億8,400万バーツを超え、さらに新型コロナウイルスの影響が追い打ちとなり、2022年7月1日に営業を終了した。
クルンタイ銀行は2024年に30億バーツで売却を開始したが、現在は25億8,300万バーツまで価格を引き下げた。
施設前には現在も売却を知らせる看板が設置されており、建物の老朽化も進んでいる。
一等地にありながら買い手が現れない背景には、チェンマイの商業エリアの変化もあるとみられる。
ニマンヘミン、マヒドン通り、チャンクラン通りのほか、ルアムチョーク交差点や環状道路沿線など郊外へ商業・住宅開発が拡大し、かつての中心地から人の流れが分散している。
景気の低迷が続く中、25億バーツを超える高額な取得費も投資判断の障壁となっており、チェンマイ市民の思い出が詰まった「伝説のショッピングセンター」の再生は、依然として見通せない状況となっている。







































