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タイの特殊詐欺で流行する「デジタル監禁」。女子学生が偽警官の誘導の下、ホテルに監禁。
- 2026/8/3
- 事件(タイローカル)

タイ東北部ウドンタニー県で、特殊詐欺グループが女子学生をホテルの一室に「デジタル監禁」し、家族に身代金を要求する事件が発生した。
警察はホテルから学生を無事救出し、保護者が追加で身代金を支払う前に被害を食い止めた。
警察によると、女子学生は7月31日、携帯電話会社の職員を名乗る人物から「あなたの電話番号が詐欺事件に使われている」と連絡を受け、その後、実在する警察署長の名前を悪用した偽警官に誘導されたという。
LINEでビデオ通話を始めると、相手は警察署を装った背景や無線の音声などを使って信用させ、偽の逮捕状や裁判所の書類を提示し「国際的なマネーロンダリング事件の容疑者だ」と脅迫し、家族との連絡を絶つよう命じた。
女子学生は恐怖心から犯人の指示に従い、母親の金のネックレスや指輪など重量約2.5~3バーツ分(約14万バーツ相当)を売却して現金化し、すべて犯人側へ送金してしまった。
その後、配車アプリでホテルへ移動するよう指示され、「捜査中」と称して部屋から出ず、24時間ビデオ通話をつないだまま誰とも連絡しないよう命じられていた。

一方、犯人は女子学生の母親に電話をかけ、「娘を拘束している。解放してほしければ14万バーツを支払え」と身代金を要求していた。
娘と連絡が取れなくなった母親は誘拐を疑い、警察へ通報した。
捜査員は、犯人が被害者本人を電話やオンラインで心理的に支配する「デジタル監禁(バーチャル・キッドナッピング)」の手口と判断した。
防犯カメラ映像やデジタル解析を進め、女子学生が滞在するホテルを特定した。
ホテルの客室では、女子学生が一人で待機し、タブレット端末を通じて犯人とビデオ通話を続けている状態だった。
警察はその場で通信を遮断し、女子学生を無事救出することに成功した。
近年、このように被害者を心理的に隔離して家族から身代金をだまし取る「デジタル監禁」型の詐欺は各国で確認されており、国際的な問題となっている。






































