編集後記：香港・大埔の高層住宅で大規模火災。少なくとも13名死亡、消防隊員も殉職。

タイのニュースでも日本のニュースでもありませんが、タイでも大きく報じられていますので、番外編としてお伝えします。

ロイター通信によると、香港北部・大埔（タイポー）地区の集合住宅「Wang Fuk Court（旺福閣）」で、現地時間の午後に大規模火災が発生しました。

これまでに少なくとも13人が死亡しており、この中には消防隊員１名が含まれているといいます。
また、15人が負傷したと発表がありました。

消防隊は、黒煙が激しく立ち上るなか、31階建て・約2,000戸の高層住宅群に広がった火災の消火活動が行われました。
火災の通報は14時51分、15時34分には警戒レベルが第4段階（上から2番目の深刻度）に引き上げられました。

消防当局によると、約15時30分に消防隊員１名との連絡が途絶え、その後16時に発見。
病院へ搬送されましたが、16時45分に死亡が確認されました。
この消防隊員は37歳で、９年間勤務していたという。
また、別の隊員１名も病院で治療を受けている。

香港のテレビ局TVBによると、Wang Fuk Court は政府補助の住宅プロジェクトの一部で、1983年から居住が始まっており、現在大規模改修工事が行われていたという。
住民の数は4600人を超え、その多くは高齢者だと伝えられています。