タイ王族ゆかりの歴史的邸宅「Deva Manor」、18年の公開を終え8月31日をめどに閉館へ。
- 2026/8/17
- バンコクとその近郊

バンコクの歴史的建造物「Deva Manor」(デワマナー)が、2026年8月31日(月)ごろをめどに一般公開を終了する見通しとなった。
約130年の歴史を持つ旧王族邸宅で、これまで約18年間にわたり修復と一般公開が行われてきた。
デワマナーの公式ページによると、今後は国王秘書官室を通じて施設の管理・保存を引き継ぐための合意が進められる予定だ。
歴史的建造物としての価値を将来にわたって保存することを目指すという。
なお、閉館時期は状況により変更される可能性がある。

◆ラーマ5世が王子への贈り物として建設
デワマナーは、かつて「テーウェート宮殿」とも呼ばれたパーククロン パドゥン クルンカセーム宮殿の主要邸宅だった。
チュラロンコン国王(ラーマ5世)が第12王子キティヤーコーン・ウォララックサナ親王のために建設し、1896年に完成した。
親王は後にチャンタブリー親王となり、1931年に亡くなるまでこの邸宅で暮らしていた。
その後、土地は相続人によって分割・売却され、主要邸宅はプラヤー・アニルット・デーワが取得。
個人住宅として使われたが、1951年の死去後は閉鎖され、長期間にわたって荒廃していた。

◆12年かけて修復、2020年ごろから公開
2007年、3代目の相続人にあたるフアンウィチ・アニルット・デーワ氏が邸宅に移り住み、修復を開始。
建物の歴史を調査しながら、できるだけ原形を残す形で復元を進めた。
修復には約12年を費やし、その後2020年ごろから「デワマナー」として一般公開を開始。修復と公開を合わせて約18年間にわたり、歴史的建造物として維持されてきた。

公開終了前に特別イベントを計画
一般公開終了を前に、最後に邸宅を訪れたい人を対象とした特別イベントも計画されている。
開催日時や入場料、内容などの詳細は、今後公式ページで発表される予定だ。
現在1階のカフェは、クルンカセーム通りで毎日午前10時から午後6時まで営業している。
2階部分の見学には、事前の連絡と許可が必要となっている。
約130年の歴史を持つ貴重な建物を一般に公開してきたデワマナー。
閉館を前に、最後の姿を見ようとする歴史・建築ファンからも注目を集めそうだ。

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