タイ観光スポーツ相、タイ国際航空を異例の厳重批判。経営陣の任期切れ間近が原因か?!

タイのスラサック観光・スポーツ相は9月29日、スワンナプーム国際空港で続くタイ国際航空(THAI)の手荷物滞留問題について、同社経営陣の対応を厳しく批判した。
自身も帰国時に荷物を受け取れないトラブルを経験したことを明らかにし、経営陣に積極的な問題解決を求めた。

スラサック氏によると、国防省や運輸省などと現場を確認したところ、タイ国際航空が扱う手荷物の搬送に深刻な問題が発生。
乗客の中には荷物を受け取るまで5~6時間以上待たされたケースもあったという。

背景には、大雨と洪水によって空港周辺に住む地上スタッフが出勤できなくなり、手荷物処理に必要な人員が不足したことがある。
大量の荷物が滞留した結果、到着便からの荷降ろしや出発便への積み込みにも支障が生じ、航空便の遅延にも影響が広がった。

 

◆タイ軍100人以上が応援も「食事や休憩場所なかった」

事態を受け、国防省は100人以上の軍人を派遣し、手荷物の搬送作業を支援している。

しかしスラサック氏は、応援に入った軍人に対して十分な食事や休憩・宿泊場所が用意されず、一度所属部隊に戻って食事を取った後、再び空港で作業しなければならなかったと指摘する。
関係機関が支援の意思を示しているにもかかわらず、タイ国際航空側から十分な情報や協力が得られなかったとも批判した。

同氏は、今回の問題が単なる航空会社のトラブルではなく、タイの観光や国全体のイメージにも影響すると強調した。

◆観光相自身も被害「帰国しても荷物受け取れず」

スラサック氏自身も、アジア競技大会から帰国した際に手荷物を受け取れず、後日改めて受け取ることになったという。

こうした経験も踏まえ、タイ国際航空の経営陣に対して、より積極的な対応が必要だと主張。
「任期が近いからといって何もしないということは許されない」とした上で、「仕事をする準備ができていないのなら辞任すべきだ」と強い言葉で批判した。

また、現状で最も大きな影響を受けている航空会社はタイ国際航空だとの認識を示した。

◆財務相に取締役会での協議求める

スラサック氏は、スワンナプーム空港自体は通常通り運用されており、天候そのものによる遅延はすでに解消していると説明。
現在残っている問題については、タイ国際航空側の運航体制や手荷物処理能力が中心だとの見方を示した。

さらに、タイ国際航空では財務省が大株主となっていることから、財務相に対し取締役会を招集し、今回の問題と対応について協議するよう求めた。

業績が回復傾向にあるタイ国際航空について、スラサック氏は、今回の混乱によって再び評判や信頼を損なうことへの懸念を示している。

半国営企業のようなところは、やっぱりダメですね。

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