警察や役人からの賄賂が横行するタイ社会。新政権でのポスト争い如何では、さらに悪化する可能性も。

モーチット・バスターミナルのミニバンの運転手は、警察からの恐喝を20年来受けており、1枚約2,000バーツ相当の「ボクシングマッチのチケット」を購入するよう強要されていると主張しています。

この運転手は匿名を条件に、このような危険な話題を暴露してくれたと言います。

汚職警察は、この地域に新しい警察司令官が赴任されると、さらに多くの賄賂を要求されたと語ります。
同氏は、警察に賄賂を支払わなければ仕事に支障をきたすことになると付け加えています。

一方、バンコクのチャチャート知事は、50の区役所の幹部らとの会議の中で、汚職への関与が判明した職員には厳しく対処すると述べ、警告を発しました。

知事は名前こそ言及しませんでしたが、会合の出席者に対し、ライセンス付与のために5万バーツのリベートを要求した当局者の報告を受けたと例をあげています。
その後、その賄賂は30万バーツに膨れ上がったと言います。

同氏は賄賂の要求の証拠を持っていると主張し、地区の最高責任者は部下の不正行為の責任を負うことになり、職員が汚職に関与していないことを確認しなければならないと警告しました。

どんなタイ人でも、役人や警察が賄賂をせびっている事実を知っていますし、捜査すればおそらく山のように案件が出てくるかと思います。
現在、利権絡みのポスト争いで難航している連立政権ですが、タイの東北地方にしか地盤のない元警察官僚のタクシン党が希望通りのポジションを獲得した場合、不正や賄賂がひどくなるのではないかと心配するタイ人が多く存在しています。

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