やっぱり信頼感は日本車! タイ新車調査、中国メーカー台頭も騒音・ADAS・充電性能に課題。

タイの自動車市場において、中国メーカーの新規参入が台頭する中、日本車が品質面で高い評価を維持していることが、J.D. Powerによる2025年新車品質調査で明らかになった。

同調査は全国22都市で新車購入者4,800人以上を対象に実施され、品質指標となる「100台あたりの不具合件数(PP100)」は177件と前年とほぼ同水準を維持した。
ただし、内訳を見るとユーザーが感じる不満には変化が見られているという。

特に増加が目立ったのは車内の騒音で、路面音や風切り音のほか、足回りや電動ウィンドウに関する音の問題が報告された。また、近年普及が進む先進運転支援システム(ADAS)については、警告の頻度やタイミングへの不満が多く、「利便性向上のはずがストレス要因になっている」との指摘も出ている。

さらに、電気自動車(EV)など新エネルギー車(NEV)では、充電性能に対する評価が課題として浮上している。
特に充電速度が期待を下回るケースが多く、加えて車内の充電ポート不足もユーザー満足度を下げる要因となっている。

季節による違いも確認されており、乾季には乗車人数増加に伴う充電設備不足、雨季にはワイパーやライト性能に関する問題が増加するなど、使用環境によって評価ポイントが変化する実態も明らかになった。

一方、車種別の品質ランキングでは、日本メーカーが多数のカテゴリーで首位を獲得。
トヨタやホンダ、三菱、いすゞなどが引き続き高い信頼性を示した。
加えて、電動車分野ではMGやBYDといった新興ブランドも存在感を高めており、市場競争は一層激化している。

専門家は「今後は単なる品質の高さだけでなく、ユーザー体験全体をいかに最適化できるかが重要になる」と指摘している。

◆車種別の品質ランキング

・コンパクトカー:Toyota Yaris ATIV

・エントリーミッドサイズ:Honda City Hatchback e:HEV

・コンパクトSUV:Honda HR-V e:HEV

・大型SUV:Toyota Fortuner

・MPV:Mitsubishi Xpander HEV

・ピックアップ(シングルキャブ):Isuzu D-Max Spark

・ピックアップ(拡張キャブ):Toyota Hilux Revo Smart Cab/Prerunner Smart Cab

・ピックアップ(ダブルキャブ):Mitsubishi Triton Double Cab PLUS

・NEV(電気自動車):MG 4 Electric

・NEV SUV:BYD ATTO 3

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