パタヤ17歳少女スーツケース遺体事件、容疑者が一部容疑を認める! それでも正当防衛を主張。

2026年6月、パタヤで17歳の少女が裸の状態でスーツケースに詰められ、線路沿いの草むらから遺体で発見された事件で、殺人罪などに問われているオーストラリア人の男が、これまでの全面否認から供述を変更し、遺体隠匿に関する罪を認めたことが明らかになった。

パタヤ地方裁判所で審理が行われているのは、オーストラリア国籍のサイモン・ピーター・カーマン被告。
被告は、17歳の少女の遺体を隠匿・移動するなどして、死亡の事実や死因を隠そうとした罪について、起訴事実を認めた。

一方、故意の殺人については引き続き否認している。
少女が死亡したのは争いの最中であり、自分の身を守るための正当防衛だったとして、殺意はなかったと主張している。
また、わいせつ目的の未成年者連れ去りについても、少女が18歳未満であることを知らなかったとして否認している。

事件が発生したのは6月25日。
防犯カメラには、同日午前3時34分ごろ、被告と少女がチョンブリー県バーンラムン郡のコンドミニアムに入り、15階の部屋へ向かう様子が記録されていた。
その後、少女が建物から出る姿は確認されていない。

同日午後9時34分ごろには、被告が大型の黒いスーツケースを持って建物を出て、赤いバイクに積み込み、線路沿いの道路方面へ走り去る姿が確認された。
被告はその後、スーツケースを持たずに戻ってきたという。

少女の友人から行方不明届を受けた警察が捜査を進めたところ、コンドミニアムの室内から争った形跡を発見。
さらに、建物から約4.2キロ離れた線路沿いの草むらで、黒いスーツケースに入れられた少女の遺体を発見した。
遺体の顔には傷があったという。

警察は翌26日、タイ国外へ出国しようとしていた被告をスワンナプーム国際空港で拘束している。

その後、9月17日に検察が殺人、遺体隠匿、わいせつ目的の未成年者連れ去りなどの罪で起訴した。
被告は翌18日にすべての起訴事実を否認し、保釈を請求したが、裁判所は逃亡の恐れがあるとして認めなかった。

10月12日の証拠確認手続きを経て、裁判所は検察側の証人尋問を12月8~9日、被告側の証人尋問を12月11日に実施することを決定した。

被告が遺体隠匿を認める一方で、殺人については正当防衛を主張しており、少女が死亡した経緯や被告の刑事責任が今後の裁判で争われることになる。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る