BTS車内でイタリア人集団らが迷惑行為。注意した女性に中指を立てるなど暴言も、助ける乗客無し。

バンコクの高架鉄道BTS車内で、大声で騒ぐ外国人観光客グループを注意したタイ人女性が、暴言や中傷を受けるトラブルが発生し、SNSで大きな話題となっている。

女性はシーロム方面へ向かうBTS車内で、外国人の若者グループが大声で騒ぎ続けていたため静かにするよう求めた。
しかし、観光客らは「自分たちはタイにお金を落としている」と反論したほか、中指を立てたり、女性の容姿や服装をからかったり、「病院へ行け」と侮辱するなど挑発的な態度を取ったという。

女性が別のメンバーにも出身国を尋ねると、引率者とみられる女性から中指を立てられた。
その後、グループの一人が「イタリアから来た」と答え、他のメンバーもそれを認めたという。

女性は「ここは公共交通機関なのだからマナーを守るべきだ」と繰り返し訴えたが、逆に国籍差別や容姿・服装への中傷を受けた。
観光客の一人はスマートフォンで女性の靴を撮影するなどの嫌がらせも行ったという。

グループはクルントンブリー駅で下車する際にも、「病気だから病院へ行け」と言い放ったため、女性も言い返したという。

◆ガイドも制止できず

グループにはタイ人ガイドが同行しており、制止を試みたものの、学生らは聞き入れなかったという。

女性は、「車内にいたタイ人の誰一人として公共の秩序を守ろうと立ち上がらなかった」と振り返り、「なぜタイ人はこのようなマナー違反を黙認するのか。ここはタイの公共の場なのに、なぜ我慢しなければならないのか」と疑問を投げかけた。

また、関係機関に対し、公共交通機関での観光客のマナー向上に向けた対策を求めた。
問題のグループは駅構内でも大声で騒いでおり、引率教師がいたにもかかわらず十分な指導が行われなかったとしている。

◆SNSで拡散、ツアー会社や学校のアカウントにも影響

動画公開後、ガイドの娘を名乗る人物から謝罪の連絡があり、「母親(ガイド)は約50人の観光客を一人で引率していた」と説明されたという。

女性は「それほど大人数なら貸切バスを利用すべきで、公共交通機関で周囲に迷惑をかけるべきではない」と指摘する。
普段からBTSを利用しているが、これほど騒がしい観光客に遭遇したのは初めてだったと話した。

動画が拡散した後、ネットユーザーは観光客らのInstagramに批判的なコメントを投稿。
ツアー会社はタイ旅行の日程をSNSから削除し、学校や一部生徒のInstagramアカウントも非公開または削除されたという。

女性は被害届の提出について、「法律に詳しくなく、観光客相手にどこまで対応できるかわからない」とした上で、「目的は処罰ではなく、この問題を社会に知ってもらい、タイ人が自分たちの公共空間を守る意識を持ってほしいということだ」と語っている。

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