タイ新時代の幕開けか、はたまた騒乱の時代に突入か?! プラユット氏、首相任期満了と共に政界から引退を表明。

我々は一人の首相を失った。
しかしこれは、タイの終わりを意味するのか。
否、始まりなのだ!

プラユット首相は7月11日、所属先のUnited Thai Nation Party(タイ統一党。UTNP)を辞任し、タイの政治から完全に引退すると表明しました。
同氏はフェイスブックの投稿で「前回の選挙でタイ国民党と私を支援してくれた人々に感謝の意を表したい」とコメントしました

プラユット氏の党は、5月14日の総選挙で選挙区議員23名、党員名簿議員13名からなる36議席を獲得し、470万票以上を獲得し党全体では5位に終わりました。

同氏は他のUTNP党員全員に対し、これからも国家、宗教、君主を守るという核となるイデオロギーを堅持し、国民の利益のために努力するよう励ましました。

同氏は、9年間の在職期間を通じて、すべての支持者や他の党員からの意見に細心の注意を払い、国益を増進するために最善を尽くしてきたとコメントしました。

プラユット氏は自身の任期中、交通、通信、インターネット、公益事業などへの海外投資、研究開発などを行い、さまざまな分野でタイが強くなったと主張しました。

同氏はまた、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)のパンデミック対策で国を率いた功績にも言及し、タイの対応が非常に効果的でこの感染症への対処において最も優れた国の一つになったと主張しました。

「これらは私が首相としての過去9年間に国と国民のために達成してきたことです。
次期政権も引き続き、これらを続けていただきたいと心から願っています」と述べました。

プラユット氏は2014年の軍事クーデターで権力を掌握し、2023年まで約9年首相を務めました。

彼は引き時を誤ったため、最終的に国民から拒否反応がでるほどとなってしまいました。
しかし、永らく続いたいわゆる「赤と黄色の対立」の表面的な対立を終わらせ国の混乱を鎮めてくれたことは、タイ住み外国人の立場からは、非常にありがたい部分も多かった、というのも率直な感想です。
お疲れ様でした。

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