何がなんでも政権の座に。パランプラチャラット党を解散しタクシン党へ移籍のウルトラC構想がまことしやかに。

とくかく権力の中枢にこだわる人たちのパワープレイには、驚かされる時があります。

高級腕時計でお馴染みのプラウィット氏が率いるパランプラチャラット党は、政党を解党し議員41名全員をタクシン党と言われるタイ貢献党へ移籍し、国民から支持を受けた「前進党」に代わる最大政党に引き上げ、連立政権の中核に居座る構想があると、5月22日関係者が明らかにしました。

もし前進党の指導者ピター氏が、最終的に376票を獲得して首相に就任することができなかった場合、プラウィット氏が率いるパランプラチャラット党の構想案は可能性があると報じられています。
匿名を条件に語った党関係筋によりますと、おそらく遅かれ早かれ自らの党を解散し、議員らを事実上の党首タクシン氏が率いるタイ貢献党に派遣するだろうと述べたと言われています。

パランプラチャラット党から41人の議員が追加されると、現在141人の議員を擁するタイ貢献党は合計182人の議員を擁することとなり、直ちに最大政党となり、新連立政権の中核となってしまいます。

決して前進党へ移籍する選択肢はないということは、やはりこの2つの政党は相通ずるものがあるのでしょうね。
しかしタイ国民はそのことに気づきつつあるため、今回前進党が大躍進したのでしょう。
昨日、8党が連立構想の覚書に署名したばかりですが、権力という風船はまだまだ宙に浮いたままのようです。

 

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