【腎臓病罹患数世界ランク5位】タイ人の約18%が腎臓病に。タイ料理中心の食生活は危険です。

タイは食事が美味しいとは言われますが、脂っこい料理も多く、野菜も不足がち、そして何より大味なので塩分過多に陥りやすいのです。
それが故に、タイ人もそれに関する病気で悩まされています。

タイの人口の約17.6%、つまり800万人が慢性腎臓病に苦しんでおり、そのうち20万人が末期段階にあります。
これらの数値は、公衆衛生省による2020年の報告書を引用してます。

ラマティボディ病院の副院長によりますと、このような患者は年間平均7,800ずつ増加していると警告しています。

米国腎データシステム (USRDS) によると、タイは腎臓病で世界第5位にランクされています。
この病気の発生率が高い原因の1つは、ナトリウム(塩)の過剰摂取であり、タイの1日平均接種量は3,635mg、つまり小さじ2杯で、推奨量の2倍になっています。
ナトリウムは、醤油、魚醤、海老ペースト、スープ、調味料粉末などの調味料に含まれています。

同副院長は、このような腎臓病を予防する最善の方法は、1日あたりのナトリウム摂取量を2,000mg 未満にして、食生活を変えることであると言います。

腎臓病は最終段階に達するまで症状が現れないため、多くのタイ人は初期段階で病気に苦しんでいることに気づいていません。

腎疾患の最終段階にある患者は、少なくとも週に3回の透析を必要とし、時間的に約4時間かかります。
費用では、月額25,000~30,000バーツの出費です。

毎年約5,000人の患者が腎移植の待機リストに載っていますが、移植を受けるのは700人だけです。

タイ料理大好きとか、節約のため、などと言う理由で、タイ料理ばかりを食べている人は、食生活を見直した方が良いかもしれません。
症状が出た時にはすでに…。

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