タイ・ドンキは、アイドルの聖地になりうるか⁈

オープンから一周年。タイ・ドンキが抱える新たな転換点

2019年2月22日にスクンビットのトンローにDon Don Donki(以下タイ・ドンキと呼称)がオープンした。
当初は従来のタイでは売っていなかった高級食材や24時間営業、激安目玉商品などで、入場に制限がかけられるほど、連日大賑わいであった。

ただタイの国民は総じて熱しやすく冷めやすい。

そのタイの国民性も相なって、現在タイ・ドンキの食品売り場こそ週末は賑わっているが、3階以降のレストラン街においては客足が鈍っているのが現状だ。
それは既に隠しようのない事実だ。原因としては、少ない駐車場の問題や渋滞のイメージがついてしまったこと、駅から遠くアクセスが悪かったことが上げられると思う。

そして何よりもお客さんを引き付けるコンテンツが不足しているのだ。
そこで筆者はドンキ担当者へ一計を案じることとした。新たな集客戦略としてアイドルイベントを開催してはどうかと。

目指すは秋葉原ドンキ

秋葉原のドンキ・ホーテと言えば、「AKB48」劇場を始め、メイドカフェに加え、ドンキの売り場そのものもヲタク色超絶の商品が並ぶなど、アイドルヲタの聖地のような場所となっている。
タイ人でも日本の文化が好きな者が多いので、アキバといえばドンキということで一度は行ってみたいと夢見る場所だ。

そう、アイドルとドンキとはそもそも昔から相性がよいのである。

実はタイ・ドンキオープン当初から筆者にはそのようなプランを既に頭の中に描いていた。
そして、実際に担当者に話しをしに行ったこともあるのだが、当時は黙っていてもお客さんがくるイケイケの状態ということもあり、
担当者に這う這うの体で追い返されてしまった。

ただ時をへて、現在このタイ・ドンキではその転換期を迎え、この話しに耳を傾けてくれる担当者がいたのだ。
そして、とうとう実現したのが、2020年2月16日に行われた「Siamdol Valentine’s Day Party」である。

通常よりも多くのヲタクの姿がそこに…

Siam Dreamの中心メンバー・アイスちゃんを前に多くの人だかりができていた

タイ・アイドルイベントの仕掛け人が動く!

サイアムドルと言えば、日本のアイドルがタイでイベント興行をする際のオーガナイザーとして、数々のイベントを成功させてきた、タイ国アイドルの仕掛け人である。現在日本のアイドル事務所がこぞってこのサイアムドルにコンタクトを取ってくるという超売れっ子イベンターなのである。

当日はコスプレショーなども加えて、サイアムドル所属のアイドル「Siam Dream」「Sumomo」「AMERYU」など、同社所属の人気アイドルグループを惜しみなく出演させ、会場となったドンキモール4階のフリースペースから人が溢れんばかりの700人近い観客が集まった。

タイ・ドンキでは初めて行うアイドルイベントであったため、多少の混乱はあったようだが、サイアムドル代表のネット氏やタイ・ドンキの担当者も
一回目としては「成功」であったとの喜びの感想を漏らしていた。

そして両名とも、またこのようなイベントを定期的にやっていきたいとも語っていた。

今後はもっと周辺の飲食店などの協力を仰ぎもっと一般の人も見に来れるような雰囲気作りの強化、
そして秋葉原ドンキのようなアイドル文化との融合を計り、また新たなタイ・ドンキの業態として生まれ変わっていって欲しいと、
筆者も見守り続けたいと思う。

 

 

 

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