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セター首相「完成しないパタヤ サッカースタジアム」を世界クラスのスタジアムに。多額の予算はいずこへ。
- 2024/6/23
- チョンブリー(パタヤ)
セター首相が、自身が推しめる「パタヤ フットボール スタジアム」の建設現場を視察しました。
ここに世界クラスのコンサートが開催できるような会場に作り替える計画も進められています。
セター氏は視察中、徹底した検査と準備の重要性を強調しました。
特に大規模なコンサートの要求に対応できるように、電気システムの構築が必要があります。
タイのコンサートなどでは、普段でも音飛びや曲が流れないというのは当たり前ですが、世界的アーティストたちにとっては当たり前ではありません。
パフォーマンス中の混乱を防ぐために、照明インフラストラクチャなども精査する必要があります。
さらに、予想されるコンサート来場者の流入に対応するために、入口と出口の道路を拡張する必要があります。
セター氏は、「パタヤ・フットボール・スタジアムを世界クラスのコンサート会場に変える」ことで、チョンブリー県を訪れる観光客から多大な収入を引き出すことを目指していると述べています。
しかしながら「パタヤ フットボール スタジアム」は、いくら予算を投入しても完成しないスタジアムとして問題となっていた案件でした。
おそらくすでに10億バーツ以上の予算が投入されているにも拘らず、再建設でさらなる予算が必要となります。
おそらく消えた国家予算の多くは、汚職の温床となっているに違いありません。
またスタジアム周辺は、多くの住宅街などもあり、その住民はおそらくスポーツや音楽イベントが自分たちの地域にもたらすさらなる交通量や騒音を懸念しているだろうと地元メディアも語っています。