「月刊パタヤ通信7月号」入国審査スピードアップのコツ、未成年路上売春の闇、児童労働の実態など。

今月もみなさんにパタヤをお届け!
世界の魔境とも称されるタイ・パタヤでは、今月もどこか肩の力が抜けた―けれど油断は禁物な出来事が発生していました。

今回も、ちょっと気になる小ネタから思わず「えっ?」となる事件まで、現地で囁かれている噂話をまとめてお届けします。
「月刊パタヤ通信」スタートです。

①「スワンナプームの入国審査、待ち時間3〜4時間の地獄……15分で抜ける3つのテクニック」

スワンナプーム国際空港の入国審査がとんでもないことになっています。
2026年7月11日にタイメディア「マネージャー・オンライン」も報じていましたが、時間帯によっては外国人向けの入国審査の列がターミナルの通路を越えて交差点付近まで延びているという動画がSNSで拡散されていました。
投稿者いわく「列の長さ約1キロ」、待ち時間は3〜4時間という声も上がっています。

さすがにこれはキツい。
せっかくの旅行、到着初日から消耗したくないですよね。
限られた旅程の中、こんなことで時間を無駄にしたくない。
一刻も早く愛するゴゴ嬢の下へ…、ゴホン。

実はこの入国審査、ちょっとしたコツを押さえるだけで劇的に変わります。
実際に試してみたら、なんとわずか15分で抜けられました。そのテクニックをご紹介します。

まず一番手っ取り早いのが「走ること」。
飛行機を降りた瞬間からとにかく早歩き、いや小走りで入国審査へ向かう。
同じ便の乗客より先にゲートへ到着するだけで、待ち時間がまるで違います。
スーツケースがあると走りにくいので、機内持ち込みはリュックひとつにまとめておくのがおすすめ。
身軽さが武器になります。

次に「深夜便を狙う」こと。
日中のピーク時間帯に比べて、深夜から早朝にかけては審査官の担当ブースも比較的スムーズに流れます。
LCCの深夜便は安いだけでなく、入国審査の混雑を避けられるという一石二鳥なメリットがあります。

そして意外に有効なのが「ドンムアン空港を使う」という選択肢。
スワンナプームと比べて利用者数が少ないぶん、入国審査の混雑度がまるで違います。
エアアジアやノックエアなどLCCが多く就航しているので、バンコク行きであれば検討する価値あり。

この3つを組み合わせるだけで、あの長蛇の列が嘘のように短くなります。ぜひ次のタイ渡航で試してみてください。

②17歳少女殺害事件で見えたパタヤの闇 路上売春とLBコミュニティの実態

2026年6月24日夜、パタヤでスーツケースに入った少女の遺体が発見されました。
被害者は、17歳のタイ人少女でタイのみならず大きな波紋を呼びました。

逮捕されたのはオーストラリア国籍のサイモン・ピーター・カーマン(Simon Peter Carman)容疑者(45歳)。
タイ警察は殺人および死体遺棄・隠匿などの容疑で起訴しています。

実は、この少女については「ごく普通の家庭の子だった」というウワサが。
現地では「友人のLB(レディーボーイ)に誘われてパタヤに来て、路上で客引きをするようになった」といった話も出ています。

また、パタヤでは一部のLBが、路上で働く若者たちの間を取り持ったり、客を紹介したりすることがあるのだとか。
LBが元締めとなって、日本の「トー横キッズ」のように組織的に行われている未成年売春の実態があるのかもしれません…。(未確認)

17歳の少女が命を落とした事実は、やはり重いものです。
事件の全容解明とあわせて、未成年が危険な環境に巻き込まれないための対策が問われています。

③知らないと痛い目に! パタヤ交通事情あれこれ

先日パタヤで、警察官がクウェート人観光客から不透明な方法で交通違反の罰金を徴収していたとして話題になっていました。
とはいえ、交通違反についてはパタヤでも気を付けなければなりません。

今年4月より、ヘルメット未着用への取り締まりが強化されています。
運転者はもちろん、同乗者もノーヘルは違反対象となり、最高2,000バーツの罰金が科されます。
ただし、警察が本当に目を光らせているのはそこではありません。
要注意なのは、飲酒運転と電子タバコの所持です。

飲酒運転が発覚した場合、罰金は5,000〜20,000バーツ。
さらに1年以下の禁錮や運転免許の停止・取り消しが科される可能性もあるといいます。

そして見落としがちなのが、電子タバコ(VAPE・IQOSなど)。
タイでは電子タバコの輸入・販売・所持・使用がすべて禁止されており、外国人旅行者が摘発された場合、現場で5,000〜30,000バーツ程度の罰金となるケースが多く報告されています。
悪質と判断されれば逮捕・勾留・裁判となる可能性も。
法令上は最高5年以下の懲役が科される場合もあるというから、笑えません。

実際、筆者の知り合いは飲酒運転と電子タバコ所持の両方で摘発され、合計25,000バーツを請求される羽目に。
値切り交渉の末、飲酒13,000バーツ・電子タバコ10,000バーツで見逃してもらったそうですが……そもそもやらかさないに越したことはありません。

酔ったときは自力で運転せず、GrabなどのアプリでGO。
パタヤを楽しむための鉄則です。

④実は奥が深い? タイの路上宝くじ売り事情

パタヤの街角でよく見かける宝くじ売り。
車椅子に乗った売り子さんや、大きなボードに宝くじをズラリと並べた売り子さんなど、タイの風物詩ともいえる光景ですが……実はこれ、見た目よりずっと奥の深い商売なんです。

政府公認の宝くじは、一般的に1枚80バーツ前後で仕入れて100バーツで販売。
1枚あたりの利益は約20バーツです。
しかし、縁起が良いとされる人気番号は需要が高く、200バーツ以上で売れることも珍しくありません。
つまり「いい数字」をいかに仕入れられるかが、稼ぎを左右する最初の勝負どころというわけです。

とはいえ、いい番号を確保できたとしても、必ず売れるとは限りません。
常連客や固定客を持つ売り子は有利ですが、飛び込みや観光客相手だけでは売れ残りのリスクも。
抽選日が近づくと値引きを余儀なくされることもあり、安定収入には顧客との信頼関係が欠かせません。

さらに見逃せないのが「場所」の問題。
市場や繁華街、寺院周辺など人通りの多い好立地には、いわゆるショバ代的な管理費が発生することもあるのだとか。
正式な使用料の場合もあれば、慣習的に徴収されるケースもあるようで、その実態は地域によってさまざまなようです。

仕入れ・場所・顧客づくり―この三つが揃って、ようやく成り立つ商売。観光客の目には素朴に映るあの光景の裏には、経験と人脈と販売戦略が詰まっているのです。

パタヤで宝くじ売りを見かけたら、ちょっと違う目で見てしまいそうですね。

⑤「買ってあげる」が正解とは限らない パタヤの物売り子供たちの知られざる実態

そしてもうひとつ、宝くじ売りと並んでパタヤの街角でよく目にするのが、物売りをする子供たちです。

花やブレスレット、飴などを手に「買って!」と近寄ってくる子供たち。
観光客からすると「かわいそう」と思わず財布を開いてしまいがちですが、実はその裏側には複雑な事情が潜んでいます。

売上のすべてが子供本人や家族のもとに届くとは限らず、中には大人に管理・監視されているケースもあるとされています。「買ってあげること」が必ずしも子供の助けになるとは言い切れないのが、この問題の難しいところ。

また、深夜や早朝にも路上で働く子供を見かけることがあり、「学校には通えているのだろうか」と心配になる在住者も少なくありません。

もちろん、家族の生計を支えるために懸命に働いている子供たちも実際にいます。
一概に「関わるな」とも言えない、なんとも複雑な現実です。

パタヤの華やかな夜の裏側に、こうした光景があることも―訪れる人にはぜひ知っておいてほしいことのひとつです。

以上、今回のネタはいかがでした? 
パタヤは今月も変わらず、賑やかで、怪しくて、少しせつない街でした。
そんなパタヤに、是非遊びに来て下さい!
来月の「月刊パタヤ通信」もお楽しみに!

※「月刊パタヤ通信」は、月末の最終日曜日に配信です。

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