とんかつのさぼてん、18年ぶりにブランド刷新! タイのとんかつ市場激化で新たな取り組み。

6月に15年続いたセントラルワールド店を閉店した日本のとんかつチェーン「Saboten(とんかつ新宿さぼてん)」(以降、さぼてん)は、18年ぶりとなるブランド刷新を実施すると発表した。
店舗デザインやメニューを一新するとともに、年間3店舗の新規出店を進め、競争が激化するタイのとんかつ市場で若年層の取り込みを図るという。

◆賃料高騰と競争激化が課題

同ブランドは、近年は経営環境が厳しさを増していた。

かつて最大10店舗を展開していたが、今年は売上上位店舗だったセントラルワールド店を契約満了に伴い閉店。
競合ブランドが同区画へ出店したという。

昨今の賃料の高騰などにより採算の取れない店舗を閉鎖し、収益性を維持する戦略を選択した結果、赤字は回避しているものの、売上・利益は減少傾向にある。

2022年 売上1億790万バーツ、純利益1,740万バーツ
2023年 売上1億3,130万バーツ、純利益1,720万バーツ
2024年 売上1億1,370万バーツ、純利益860万バーツ
2025年 売上1億1,000万バーツ、純利益88万バーツ

こうした状況を受け、さぼてんは新コンセプト店舗の第1号として「ザ・プロムナード(The Promenade)」店をリニューアルする。
店内デザインを現代的で写真映えする空間へ刷新するほか、新メニューや新たな提供スタイルを導入し、ファミリー層に加えてZ世代の顧客獲得を目指す。
店舗改装には1店舗当たり500万~1,000万バーツを投じ、約1年半で全店舗の改装を完了する計画だ。

また、今後は大型店舗中心の展開から、よりコンパクトで出店しやすい店舗モデルへ転換する。
バンコク首都圏や地方主要都市を中心に、年間3店舗のペースで新規出店を進める方針としている。

さぼてんを運営するプレジデント・ベーカリー社は、「競争の激化や商業施設の賃料上昇など、市場環境は大きく変化している。今回のリブランディングを通じて新たな顧客層を開拓し、60年以上培ってきた日本品質とサービスを強みに、タイで最も支持されるとんかつブランドの一つであり続けたい」と述べた。

とんかつの「さぼてん」セントラルワールド店が15年の歴史に幕。業績悪化が続いていた…。

 

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