余命数カ月のチュウィット氏が暴露する、タイ貢献党の首相候補セター氏へ数々の疑惑。同氏は名誉棄損で対抗。

タイ貢献党の首相候補セター氏は8月16日、余命数カ月の命を懸けた内部告発者チュウィット氏に対する名誉毀損訴訟を起こすと発表しました。
不動産開発会社サンシリ社の最高経営責任者(CEO)の職を辞し、タイ貢献党の首相候補となったセター氏は、かつての自身の取引において、常に透明性を保ってきたと主張しています。

タイ貢献党が、国民選挙第一党の前進党を切り捨て、次期議会の首相選出投票の候補者として現軍事政権党と根回しをするようになって以来、チュウィット氏はセター氏に対して2件の重大な疑惑を提起しており、さらなる疑惑は今後も続くだろうと述べていました。

明かされた2つの疑惑は、サンシリがセター氏の指揮下で脱税に関与したことと、指名企業を利用して会社から現金を吸い上げたというものでした。

脱税の疑いでサンシリは、サラシン通りの土地を会社に売却した際に、土地売却税と所得税として5億2,100万バーツの支払いを回避するグループを支援したとされています。

チュウィット氏は、この区画には12人の別々の所有者がおり、税金の支払いを避けるために、別々の日にその区画の土地権利を個別に譲渡するよう奨められたとし、貴重な土地の所有者を説得してサンシリに売却するよう説得するためにこの脱税計画が利用されたと主張しています。

チュウィット氏はまた、サンシリが、Land and House 銀行が競売にかけた土地を4億6,500万バーツで購入するために、株主がメイドと警備員2名である指名会社を利用したと主張しています。
その企業の名は、N&N Assets Co Ltdだといいます。

さらにチュウィット氏は、サンシリの子会社であるアナワット社がトンロー通りに「KHUN by YOO」と呼ばれる高級コンドミニアム・プロジェクトを建設するためにN&N Assetsから敷地を10億バーツで購入し、サンシリに転売したと説明します。

N&N Assets社のメイドと警備員が、土地を購入できるようにアナワット社がN&N Assetsに10億バーツを貸し付け成立させてと主張しています。

チュウィット氏は、タイの第30代首相候補から撤退しない限り、金曜日になったらセター氏の汚点をさらに暴露するとさえ述べています。

セター氏はその内容を全面否定し、彼の弁護士は現在、チュウィット氏を告訴するための情報を収集しているとのことです。

真実は証明されるのでしょうか。

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