タイ国内外から大人気「スワンナプーム猫のヌーラン」ファンページ開設。心無い人からの意地悪も…。

今、タイで話題のスワンナプーム国際空港でご主人の帰りを待つ忠猫「ヌーラン」。
その人気は留まるところを知らず、ついにファンサイトが立ち上がりました。

生後9か月の雄のチャトラ色の猫「ヌーラン」は、先ごろ本誌でも紹介したところ大反響となりました。
「ヌーラン」は、空港で働くご主人の帰りをエスカレーターのLED方向指示柱の上に座って、行儀よく待っています。
その姿がカワイイとタイ国内のみならず、世界中からファンを獲得していました。

しかし、一部のネット民らが、空港でペットを徘徊させてよいのか?猫アレルギーの人はどうしたらよいのか?など、問題を提起してきたため、飼い主は後に空港職員から不必要にペットを連れてこないよう警告を受けました。

そして現在では、スワンナプーム空港で「ヌーラン」は、リードを付けて連れてくるようになりました。

スワンナプーム空港当局は、空港へのペットの持ち込みを禁止する規則は厳密には存在しないことを明らかにしています。
しかし、今回の件を踏まえて新たな規則を導入するかもしれないと述べています。
今後少なくとも、ペットの飼い主に対し、公共の場では猫や犬をリードにつなぐことを義務付けていくかもしれません。

「ヌーラン」の所有者ノックポーンさん(31)は、今回の件について公の場には出て来ていません。
「ヌーラン」の人気が高まるにつれ、さまざまな人々が彼女に連絡し続けているため、大きな頭痛に悩まされていると言います。

彼女は、このように人気がでることや騒動になることは望んでいませんでした。
彼女がヌーランを連れて外に出たとき、誰かがヌーランに挨拶したり、写真を撮ったり、話したり、遊んだりするためにやって来る分には、なんの問題もありませんでした。
しかし、自分の部屋に戻ったときはプライバシーが必要です。

心無い人からの意地悪も受けました。

 

以前のインタビューで、ノックポーンさんは、ヌーランは赤ん坊の頃から育てていたので、彼女にとても懐いていて、彼女にだけ従うと語っていました。

ヌーランさんの母猫は道に迷って彼女の家にやって来た際、4匹の子猫を産みました。
それから間もなく、母親は蛇に噛まれて死亡してしまいました。
子猫たちはまだ乳離れしていなかったので、知人らに手分けして世話をしてもらいました。
彼女はヌーランを引き取り、最近去勢手術も施しています。

ノックポーンさんが彼氏の仕事を手伝いにスワンナプーム空港に行くとき、ヌーランは部屋に一人ではいられないので、一緒にを連れて行くことにしました。

彼女のボーイフレンドは、主に中国人、ベトナム人、韓国人からなる観光客のケアをする仕事をしています。
彼女は観光客用に水の入ったボトルをバスに運ぶのを手伝っていますが、これはフルタイムの仕事ではないので、お客さんを待っている間はヌーランの世話をする時間があります。

空港にいる間、彼女はヌーランといつも一緒にいました。
空港のエスカレーターのLED方向指示板の柱に座っているときもそうでした。
ヌーランに出会った人々は、なぜ空港に猫がいるのか驚くかもしれません

ヌーランは、空港のエスカレーターにある LED 方向標識の柱に座るのが大好きです。
彼女が水パックを運びに行ってしまうと、ヌーランは誰かについていったりせず、そこに座って待っていました。
そして、どんなに騒音が大きくても、何が起こっても、台車の上でよく寝ていて、目を覚ましませんでした。
彼女の仕事が休みの日は、ヌーランも行きません。

通常、彼女は午前 1 時頃に出勤し、午前 3 時か 4 時頃に一緒に戻ってきます。
彼女のボーイフレンドは午前5時まで、時には午前7時まで仕事をしています。

彼女がヌーランに鈴をつけたのは、その音を聞いてヌーランがどこにいるのかを知るためです。
ヘビから守るために点滅ライトもつけています。

ヌーランは現在、「หนูหรั่ง แมวส้มสุวรรณภูมิ」(スワンナプーム猫のヌーランの意)と呼ばれるファンサイトが立ち上がるまでになりました。
ヌーランの赤ちゃんの頃の写真やヌーランの近況が分かるようなサイトになっています。

これを見て「ヌーラン」のファンになった方は、是非フォローしてみて下さい。

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