日本が誇る「ウォシュレット」。タイでも大人気です。タイTOTO島田社長が語る2022年の展望

日本のサニタリー製品(バスルーム用品など)メーカーである『TOTO(Thailand)』は、商業用不動産プロジェクトに牽引されて、2022年の国内売上高が2019年の水準に戻ると予想しています。

TOTO(Thailand)の島田崇康社長は、高級ホテルやマンションの市場が減速したことから、来年もショッピングモールやオフィスビルが引き続き売上を伸ばすだろうと語ります。
トイレと言う場所は、より多くの訪問者を引き付けてより長い時間を過ごすことができるため、公共利用エリアで重要性が増すでしょう。
人々は写真を共有したり、SNSを介して紹介したりすることが多いため、これらをを宣伝する間接的なマーケティングツールになっていくことでしょう、とも語っています。

2021年同社の国内売上高は、マンション市場で15%減少した2020年から3〜5%改善しました。

ただし、2019年の売上高と比べるとまだ低いままでした。

島田氏によると、2025年以降、タイははるかに大規模な大量輸送ネットワークを持ち、バンコク大都市圏がより広い範囲をカバーし、3つの空港を結ぶ高速鉄道が出来上がるでしょう。これにより、これらのルートに沿って、各駅の近くに新しい不動産プロジェクトがもたらされるはずですと言います。

同社は、これらの新しいインフラプロジェクトの恩恵を受けるはずの不動産市場を研究していると語ります。

輸出市場では、ビデ機能を備えた電子式便座であるウォシュレットに対する米国からの需要の高まりが売上高を牽引しています。

また、TOTOには2023年からの高級マンションプロジェクトへの納品の販売バックオーダーがあり、その生産中にさらに他の多くのプロジェクトが完了していくだろうと予想していると述べています。

TOTOは2022年に、消毒剤として実証されている電解水「ewater +」を搭載した便座モデルなどの新製品を発売する予定です。

一部の製品では、マスマーケットを開拓するための低価格モデルを発表していくとも述べています。

エアコンでは「ダイキン」が、サニタリー用品では「TOTO」が、タイのコンドミニアムのオーナーが信頼し、設置を希望するナンバー1製品となっていますね。

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