アシュトンアソーク事件のアナンダー最高財務責任者は語る。「事件の影響はない」

不動産開発者のアナンダーデベロップメントは、新型コロナ禍が住宅需要に打撃を与え、国の再開計画を遅らせた後、2021年の登記移転とプリセールスの目標をそれぞれ37%へと24%削減しました。

同社の最高財務責任者は、新しい移転目標は6月に設定された160億バーツから100億バーツに下がるだろうと述べました。
さらに同社は、プリセールスの目標を180億バーツから1375〜157.5億バーツに引き下げました。

「7月以降での新型コロナの状況は、需要と国の再開計画に大きな影響を与えた。私たちは、新しい目標を達成し、競争力のある価格を実現するために、コストと費用を削減し続けます」

同社は第4四半期に合計244億バーツ相当の5つの新規プロジェクトを立ち上げることを計画しており、これらはすべて日本の開発者である三井不動産との合弁事業となる。
新しいプロジェクトでのプリセールは、20億バーツになると同社は予想しています。

アナンダは、第2四半期に合計26億バーツを売り上げ、目標の29億バーツを下回りましたが、プリセールスは32億6000万バーツに達し、目標の28億バーツを16%上回りました。

この期間の総収入は11.9億バーツで、前年比9%増加しました。これは主に、低層プロジェクトからの収入の増加によるものです。
継続事業からの利益は、55%減の3460万バーツでした。

Sermsak Khwanpuang, chief finance officer, Ananda Development Plc.

アナンダー社は、先月のアシュトンアソーク事件により、中央行政裁判所がプロジェクトの建築許可を取り消すと決定した後、社のプリセールに影響が出ていると言います。
担当者は、アシュトンアソーク事件については、事件を解決するのに数年はかかるので、まだ会社に大きな影響は出ていないと述べています。

最悪のシナリオでは、プロジェクトの売れ残り在庫に、総ユニット数の3%、2億バーツに相当する影響を及ぼします。

私は実態感としてもっと状況はひどいと思っています。
とかくタイのデベロッパー、とくにこのアナンダーは新型コロナ以前より、元々の評判があまり芳しくありません。
これまでも何度か記述してきましたが、今は新型コロナがあるので、タイのデベロッパーはこぞって売り上げ不振を新型コロナのせいにしていますが、不動産バブルの崩壊はすでに新型コロナ以前より始まっていました。
裏金があり余った居る人は別ですが、(海外不動産はマネーロンダリングに利用されることも多い)投資としてタイの不動産を購入するのは当面見送った方が良いかと思います。

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