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東南アジア・インドにおける日本のマンガ・アニメの認知度の調査を実施【GMOリサーチ&AI】
- 2025/3/4
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マンガの閲覧方法は、ネットの公式コンテンツを無料で利用(71.2%)が高い水準
GMOインターネットグループで、インターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ&AI株式会社(代表取締役社長:細川 慎一 以下、GMOリサーチ&AI 略称:GMO-R&AI)は、シンガポールのマーケティングファームDOU Creations Pte Ltd(代表取締役社長:吉地 大 以下、DOUクリエーションズ)とともに、東南アジアおよびインドの若者を対象としたマンガ・アニメに関する共同自主調査を実施しました。

【調査サマリー】
・人気マンガは上位から、『ドラえもん』(31.4%)、『ワンピース』(19.0%)、『NARUTO/BORUTO』(15.0%)の順となり、10年以上継続している作品群が上位を占める。
・人気アニメは上位から、『ドラえもん』(31.0%)、『ワンピース』(17.2%)、『NARUTO/BORUTO』(16.5%)、ドラゴンボール(14.7%)と、マンガ同様に長寿作品の人気が高い傾向。
・マンガへのアクセス方法は、ネットの公式コンテンツを無料で利用しているユーザー(71.2%)が高い水準をマーク。
・アニメ視聴において、非正規サービスを利用したことがない(48.6%)人が利用したことがある(40.6%)人を全体として上回った。
【調査実施の背景】
日本のマンガ・アニメの海外市場は、2013年以降急速に拡大し、2020年には国内市場を超える規模となりましたが(※1)、それまでの成長は主に中国と米国を中心としたものでした。昨今、Netflixなどのプラットフォームの登場で、比較的容易に閲覧・視聴できる環境が整ったことで、東南アジアやインドにおいても日本のアニメコンテンツの人気が急速に高まっています。こうした背景を踏まえ、現時点における日本のマンガ・アニメ(※2)に対する認知度や消費動向を探り、日本のマンガ・アニメを各国においてより身近な存在にするためのヒントを見つけるべく、本調査を実施しました。
(※1)出典:一般社団法人日本動画協会「2021年 アニメ産業レポート」
(※2)選択肢形式の質問とし、採用する作品名については識者にヒアリングの上選定を実施。日本国内で知名度があることを前提に日本企業が保有するIP以外についても人気のある作品として含めています。
【調査概要】
・調査テーマ:マンガ・アニメに対する認知度、消費動向調査
・調査手法 :オンライン調査
・回答者数 :2,166名
・調査対象 :以下条件にて対象者を抽出
1)シンガポール、インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシアおよびインドに在住
2)16-39歳男女 3)マンガ・アニメの視聴経験保有者限定
・調査期間 :2025年1月16日−1月21日
【調査結果】
■マンガ人気度調査
好きなマンガは上位から『ドラえもん』(31.4%)、次いで『ワンピース』(19.0%)、『NARUTO/BORUTO』(15.0%)となり、10年以上継続している作品群が上位を占めました。近年の作品群では、『鬼滅の刃』(8.1%)、『進撃の巨人』(6.4%)、『呪術廻戦』(6.3%)などが人気を集めるも、10.0%未満にとどまりました。

■アニメ人気度調査
好きなアニメは上位から『ドラえもん』(31.0%)、『ワンピース』(17.2%)、『NARUTO』(16.5%)、『ドラゴンボール』(14.7%)の順となり、マンガ同様に長寿作品が上位を占めました。近年の作品群についてもマンガ同様の傾向で、『鬼滅の刃』(8.1%)、『進撃の巨人』(7.4%)、『呪術廻戦』(7.0%)などの作品が並び、いずれも10.0%未満となっています。

■マンガプラットフォーム調査
マンガの閲覧方法では、ネットの公式コンテンツを無料で利用(71.2%)が最も多く、次いで公式コンテンツを有料で利用(48.2%)、紙のコミックを購入(44.4%)、違法コンテンツ利用(22.3%)と、公式コンテンツ利用が違法コンテンツ利用を大きく上まわる結果となりました。
頻繁に利用しているマンガプラットフォームは、1位「WEBTOON」(33.5%)、2位「哔哩哔哩漫画(bilibili漫画)」(14.6%)、3位「MANGA Plus by SHUEISHA」(14.1%)の順となり、これらが4位以下を大きく引き離し、3強を形成しています。

■アニメ視聴プラットフォーム調査
アニメ視聴プラットフォームについては、非正規サービスを利用したことがない(48.6%)が利用したことがある(40.6%)を全体として上回る結果となりました。国別で見るとベトナム、タイでは依然として非正規サービス利用経験者が優勢です。

【総括】
今回の調査により、東南アジア・インドにおいて、日本のマンガ・アニメが幅広い層に親しまれており、視聴環境が整備される中で、公式サービスを利用する動きが広がってきていることが明らかになりました。『ドラえもん』や『ワンピース』など長年愛されている定番作品に高い人気がある一方、『鬼滅の刃』、『進撃の巨人』など近年大流行した比較的新しい作品の人気は、その半分程度にとどまっています。個別タイトルの価値を高めるには、ゲーム化や映画化、コンビニやレストランとのコラボなど、多様なユーザー接点を長期的に提供できるかが、国内だけでなく海外においても重要であると考えられます。
詳細情報および各国別のデータをご覧になりたい方は以下、DOUクリエーションズまでご相談ください。
【DOUクリエーションズについて】
DOUクリエーションズは「MAKE NO BORDER WORLD」をビジョンとして掲げ、本物の感動を世界に届けることを使命として活動しています。シンガポールを拠点として東南アジアを中心に日本コンテンツおよびコンシューマーサービスの海外展開における様々な課題を事業戦略、マーケティング領域で解決する伴走型コンサルティングサービスを提供しております。
【GMOリサーチ&AIについて】
GMOリサーチ&AIは「想いを、世界に」をフィロソフィーに掲げ、企業と生活者の関係の再構築を実現する、新しいマーケティング・ソリューション・プラットフォームを普及させる事業を展開しています。
世界130以上(※3)の国と地域での消費者にインターネットリサーチが可能なパネルネットワークとAI技術を活用して、日本のみならず世界各国の企業から調査依頼を受けています。
(※3)2025年1月時点 提携パネルを含む
(※)記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
以上
【GMOリサーチ&AI株式会社】(URL:https://gmo-research.ai/)
会社名 GMOリサーチ&AI株式会社(東証グロース市場 証券コード:3695)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役社長 細川 慎一
事業内容 インターネットリサーチ事業
資本金 2億9,903万円
【DOU Creations Pte Ltd】(URL:https://doucreations.com)
会社名 DOU Creations Pte Ltd
所在地 20 Anson road 11-01, 079912 Singapore
代表者 代表取締役社長 吉地 大
事業内容 ■日本コンテンツ・IP海外進出コーディネート事業
■海外進出支援事業
■マーケティング戦略コンサル事業
資本金 SG$212,006 (約2,400万円)
【GMOインターネットグループ株式会社】(URL:https://www.gmo.jp/)
会社名 GMOインターネットグループ株式会社 (東証プライム市場 証券コード:9449)
所在地 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
代表者 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
事業内容 持株会社(グループ経営機能)
■グループの事業内容
インターネットインフラ事業 インターネットセキュリティ事業
インターネット広告・メディア事業 インターネット金融事業
暗号資産事業
資本金 50億円
Copyright (C) 2025 GMO Research & AI, Inc. All Rights Reserved.
Copyright (C) 2025 DOU Creations Pte Ltd. All Rights Reserved.