6月28日は「バンコク都知事選」。世論調査ではチャッチャート氏圧勝! 本当にそれでいいの?

6月28日に実施されるバンコク都知事選挙およびバンコク都議会(BMA)議員選挙を前に、最新の世論調査で現職の チャッチャート氏が他候補を大きく引き離して首位を維持していることが明らかになった。

スアンドゥシット・ポール、ネーション・ポール、バーンソムデット・ポールの3機関による調査では、いずれも無所属(以前はタイ貢献党所属)で立候補しているチャッチャート氏が50%を超える支持率を獲得。
スアンドゥシット・ポールでは61.09%、ネーション・ポールでは58.41%、バーンソムデット・ポールでは54.6%の支持を集めた。

有権者からは「目に見える実績」「精力的な仕事ぶり」「未完の政策を継続してほしい」といった評価が支持の背景にあるとみられている。

しかし、本誌は敢えて言わせて頂く、本当にこのままでよいのだろうかと。

チャッチャート氏は、これまでも都知事から比べると、パフォーマンスが上手く都民へのアピール力では群を抜いている。
しかし実際、「目に見える実績」というのはただのパフォーマンス上手が功を奏しているだけで、まやかしなのではないだろうか。

同氏の功績として、クロントゥーイ市場周辺の不法占拠の一掃というものがあった。
歩道は彼らの利益のために長らく不法占拠され、道路は何重にも連なった状態で違法駐車が常態化し、常に渋滞の原因となっていた。

バンコク都ようやく着手。 クロントゥーイ地区ラマ4通りにあるラオマーケットの撤去作業開始へ。

長らく無法地帯と化していた(ただただ放置)都心の一等地に同氏はメスを入れた。
その功績は、非常に素晴らしいものがある。
非常に身勝手な抵抗があったに違いない。
しかし、その「実績」も維持しなければ意味がない。

せっかく確保した歩道とそれに接地した駐車禁止区域だが、現在それがとても守られているは言えない状態だ。
私は娘の学校の送迎のために何度もこの通りを利用するのだが、もうずいぶん前からトゥクトゥクが本来駐車禁止とされている路面に、あたかも自分の駐車スペースかのように堂々と駐車している姿を目にしている。
それによって狭くなった通りを、遠慮しながら通行しなければならないなのだ。

一回やったら終わりでは、果たして「実績」と言えるのだろうか。

他にもある。
都議会の汚職問題に関しては、ほぼ手が付けられておらず、やりたい放題だ。

それでは候補者に、チャッチャート氏以上に「実績」を残せる人がいるだろうかという点については、もちろん未知数だ。
しかし、チャッチャート氏で再選となった場合、今以上の「実績」は望めない。

その点については、今一度、立ち返って現実を見る必要があるのではないだろうかと、本誌は敢えて言いたい。
同氏が再選されたとしても、都民からの監視の目は怠ってはいけない。

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