バンコクとその近郊で、中国詐欺組織の一味らの自宅や企業を強制捜査。高級住宅や高級車など10億バーツ相当を押収。

8月30日、タイ警察はバンコクやその他の県で、中国詐欺組織の一味らの自宅や企業を捜索し、 高級住宅や車など約10億バーツ相当の資産を押収した。
 
中央捜査局マネーロンダリング対策部の検察官、約200人が午前6時ごろ、バンコク、サムットプラカーン、 ウドンターニー県にある30カ所に立ち入り捜査に入った。
 
犯罪組織は、ロマンス詐欺や投資詐欺、マネ ーロンダリングなどの犯罪で、タイ人と外国人がターゲットとなっている。
 
その中にはクルングテープ・クリータ通りにある16軒の高級住宅が含まれており、価格は一戸約5,000万バーツとみられている。
 

当局はまた、タイ人名義だが実質中国人容疑者が所有する法律事務所を強制捜査した。
同社は違法な事業のために資金洗浄を行っている疑い
がある。

当局は、タイ人モデルを含む14人の容疑者の逮捕状を取得していた。
逮捕された容疑者の中には、中国人やミャンマー人も含まれていた。
 
今回の事件は、ロマンス詐欺集団に騙され仮想通貨へを購入させられたタイ人女性からの告訴がきっかけとなり捜査に及んだ。
 
後に警察は、詐欺師らがデジタル通貨をバーツに変換する多数の取引を行っていたことを発見している。
この現金は、バンコクや近郊の高級住宅や高級車の購入に使われた。
 
約10億バーツ相当の現金とデジタル資産が、彼らの口座を通じて流通していたという。
 
 
 

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