今年は水不足?! タイの4つの主要ダムの水位が大幅に低下。チャオプラヤー川に海水流入。

タイは食料自給率120%とも言われるほど、農業が盛んです。
それを支えているのは、肥沃な大地と水であることは間違いありません。

タイの4つの主要ダムの水位が大幅に低下し、チャオプラヤー川への海水の流入により農業や消費への供給が不十分になる懸念が高まっています。

王立灌漑局によりますと、全国の大規模および中規模の貯水池の合計水量は、161億3,000万立方メートルと推定されています。
昨年の同時期では、186億1,600万立方メートルありました。

4つの主要なダムの状況は以下の通りです。

〇プミポンダム:71億1,300万立方メートル、容量の53%
〇シリキットダム:39億4,300万立方メートル、容量の41%
〇クウェーノイダム:1億9,100万立方メートル、容量の20%
〇パーサックチョンラシットダム:1億4,200万立方メートル、容量の15%

王立灌漑局は、エルニーニョ現象による干ばつは来年まで続く可能性があり、農業と消費に十分な水を確保するために、同局は貯水池の水の使用を厳格に管理する必要があると予測しています。

雨季においては、ダムからの水は主に一般消費のために使用され、農民は雨水に頼らなければならず、必要な場合にのみ貯水池から水が放流されます。
従って、農家には定期的に雨が降るまで稲作を延期するよう勧告されていると報じられています。

一方、カセサート大学水資源工学部長のシタン助教授は、チャオプラヤー川への海水の流入が水道水に加工される原水源に影響を与える可能性があると懸念を表明しています。

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