タイの汚職は進む一方?腐敗認識指数で180カ国中110位。2年前より9位もランクダウン。

世界の国から見ると、タイの汚職はさらに悪化しています。

タイの汚職の地位は、2021年の腐敗認識指数(CPI)で100点満点中35点で、180か国中110位にランク付けされています。
これは、世界の市民社会組織であるトランスペアレンシーインターナショナルの調査結果によるところです。

タイの腐敗状況は、2020年の36から1ポイント低下し、2019年から9位もランクダウンしています。

シンガポールは、汚職が最も少ない東南アジアでトップに君臨し、得点指数も85点と世界第4位にランク付けされています。

アセアンでは、シンガポールに続いてマレーシアが48ポイント、東ティモールが41ポイント、ベトナムが39ポイント、インドネシアが38ポイント、タイが35ポイントとなっています。

さらにフィリピンが33ポイント、ラオスが30ポイント、ミャンマーが28ポイント、カンボジアが23ポイントです。ブルネイの得点づけはありませんでした。

世界でトップに立っているのはデンマーク、フィンランド、ニュージーランドで、88ポイントを獲得しています。
ノルウェーはシンガポールに匹敵する85点を獲得しています。

2021年のCPI指数の評価では、次の9つのデータソースが評価基準となっています。

〇汚職の抑制と犯罪者に対する法執行の有効性。
〇公共部門の支出における透明性と説明責任。
〇行政、立法、司法部門の腐敗。
〇事業運営内での汚職。
〇政治力を用いた後援活動の汚職。
〇ビジネス上に関連する賄賂。

「明るい北朝鮮」と言われているシンガポールが第4位というのも調査不足な気がしますが、タイは闇が隠せないほど、表に溢れかえっているので、順位的には妥当なのでしょう。

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