タマサート大学、「平和・正義」部門で世界1位に、総合46位~サステナビリティランキング

英国の高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表した「THEサステナビリティ・インパクト・ランキング2026」で、タイのタマサート大学が国連の持続可能な開発目標(SDGs)の「平和・正義・強固な制度(SDG16)」部門で世界1位に輝いた。
タイの大学が社会的影響力を評価する分野で世界トップとなる快挙であり、国際的な注目を集めている。

SDG16部門には世界103の国・地域から914大学が参加。
大学による法制度への貢献やガバナンス、社会的包摂、差別防止、暴力防止、司法へのアクセスなどの取り組みが評価対象となり、タマサート大学が最高評価を獲得した。

1934年創立のタマサート大学は、1932年の立憲革命後に「法学・政治学大学」として設立され、民主主義や法の支配、公共奉仕を理念としてきた歴史を持つ。
今回の受賞は、その建学の精神と長年の社会貢献が国際的に高く評価された結果といえる。

同ランキングの総合順位ではタマサート大学は世界46位となり、SDG16の世界1位に加え、「ジェンダー平等」で世界25位、「住み続けられるまちづくり」で40位、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」で76位など、複数の分野で上位にランクインした。

タイの大学全体も好成績を収めた。総合ランキングではチュラロンコン大学がタイ国内最高となる世界19位を記録し、マヒドン大学はSDG3「すべての人に健康と福祉を」で世界1位を獲得。
タイからは69大学がサステナビリティ・ランキングに掲載され、教育・研究だけでなく社会課題への取り組みでも国際的な評価を高めている。

また、同時に発表された「THE世界大学ランキング2026」では、タイから31大学が参加し、このうち21大学が世界ランキング入りした。
チュラロンコン大学が国内トップとなる501~600位に入り、マヒドン大学、キングモンクット工科大学トンブリー校(KMUTT)などが続いた。

THEは近年、研究実績だけでなく、大学が社会や地域、持続可能な発展にどのような貢献をしているかも重視しており、今回の結果はタイの高等教育機関が国際社会における存在感を着実に高めていることを示すものとなった。

 

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