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爆破予告を受けプーケット空港に緊急着陸したエアインディア便、再出発。犯人は特定されず。
- 2025/6/14
- 事件(タイローカル)

6月13日(6金)午前、エア・インディアのデリー行き便(AI 379) が、機内で爆破予告の手紙が見つかったため、プーケット国際空港に緊急着陸しました。
その後、徹底した安全確認の後、同機は無事午後に再出発しています。
事件の経緯
この事件は、6月13日午前9時30分ごろ、飛行中の機内のトイレ内で、手書きのメモが発見されたことから始まりました。
紙に「Fuck you all bomb」と書かれており、タイ当局はこれを「脅迫的かつ危険な内容」と判断しました。
航空会社はすぐに緊急事態を宣言し、午前10時にプーケット空港へ引き返すよう指示しました。
空港側は緊急対応計画を発動し、緊急運営センター(EOC)を設置して対応にあたりました。
乗客156人全員がバスゲート(81~82番)に避難し、持ち物と共に徹底した検査を受けました。
そして爆発物処理班(EOD)が、機体内部を隅々まで調査しましたが、不審物は発見されませんでした。
その結果、同機は午後4時15分に再出発の許可を得て、乗客155名がデリーへ向けて出発しました。
(1人のインド人男性が搭乗を辞退しましたが、容疑者ではありませんでした)。
誰が書いたのか?犯人特定できず
プーケット空港は、「脅迫文を書いた乗客を特定できなかったため、逮捕者は出ていない」と記者会見で発表しました。
エア・インディア社内でも調査が行われ、トイレ付近の座席にいた乗客および座席のトラブルに関与した家族の2グループが注目されましたが、詳細な情報は証拠保全のため非公開とされています。
他のフライトへの影響は?
空港当局は、「今回の件は他のフライト運行には影響を与えておらず、今後も最高水準の安全管理を維持する」と述べています。
1日前には墜落事故も
なお、この事件の前日には、インド・グジャラート州アーメダバードでエア・インディアのボーイング787型機が離陸直後に墜落し、乗客・乗員242名のうち英国人1名を除き全員が死亡した事故が発生していました。
この事故では、地上でも少なくとも24人が犠牲になるという大惨事が発生となっています。