バンコク・プラトゥーナム「新宿化計画」始動! オレンジライン開通後、街が劇的に変化…の予感?!
- 2025/3/10
- バンコクとその近郊

バンコクの活気あふれるショッピングエリア「プラトゥーナム」では、主要企業が協力し、日本の「新宿」のような観光・商業拠点を創り出す計画を進めています。
この計画の鍵となるのが、2029年開業予定のオレンジライン・プラトゥーナム駅 です。これによりエリアの交通アクセスが大幅に向上し、プラトゥーナムの卸売市場としての地位がより強固なものとなるだろうと言われています。
総予算7.8億バーツ!「The Platinum Square」建設へ
この変革の中心となるのは、「The Platinum Square」プロジェクト。
プラトゥーナムの有力企業 The Platinum Group が主導し、チャルームラーパーク跡地に 7.8億バーツ(約320億円) を投じて開発を進めます。
このプロジェクトの小売部門は3年後、ホテルは4年後に完成予定です。
「新宿化計画」でバイヨークグループも大規模投資
また、クルントン・プラザ や バイヨーク・グループ も「新宿化計画」の一環として大規模な改装を進め、ショッピング客や投資家、観光客の誘致を目指しています。
バイヨーク・ホテル・グループのピヤレット副社長は、
「プラトゥーナムの経済圏は5〜10年ごとに変化します。
観光客の増加に伴い、オレンジラインの開通後には客室料金を倍増できるでしょう」と期待を語っています。
現在、同グループは プラトゥーナム~ラチャテーウィーエリアで1,500〜1,600室を運営しており、稼働率は 80%(主にアジア圏の観光客) に達しています。
また、プラトゥーナムに存在したITモール「パンティップ・プラザ」は、100億バーツを投じて「Phenix(フェニックス)」として世界的なフードハブへリブランドされています。
ASEANの「プラスサイズファッションの中心地」へ
クルントン・プラザ は 1,000万バーツを投じた改装を実施し、マーケティング予算も10%増額。
今後5年間でASEANのプラスサイズファッションのハブを目指します。
また、タイホテル協会では、プラトゥーナムの卸売市場が オンライン販売へ移行 していることを指摘し、観光客誘致のために バンタットン通りのような「グルメストリート」の開発を提案しています。
「新宿や渋谷のように、有名なレストランが集まるエリアを作ることで、海外からの観光客を引きつけることができるでしょう」と述べています。
オレンジライン開通により、プラトゥーナムがバンコクの「新宿」として世界的な商業エリアへと進化する未来が、着実に形になりつつあると言われています。