タイの医師が警告! 生で食べると寄生虫のリスクがある野菜5選。最悪の場合は失明の恐れも。

3月1日、ナコンラチャシーマーのマハーラート病院副院長 ジェット医師 が、自身のFacebookページで、 寄生虫のリスクが高い野菜5種類を警告しました。
特に セロリ(西洋セロリ)が最も危険であり、生で食べると寄生虫が目に入り、最悪の場合は失明の危険があると指摘しています。

・寄生虫のリスクが高い野菜トップ5(寄生虫の検出率)

タイ・ナコンシータンマラート県の市場で行われた調査によりますと、寄生虫のリスクが高い野菜は以下の5種類でした。

①セロリ(西洋セロリ) – 63.3%(最も危険)

②パクチー(タイのコリアンダー) – 13%

③ネギ(青ネギ) – 13%

④ツボクサ(ゴツコラ) – 12% ※バイブアボック(ใบบัวบก) 

⑤オオバコエンドロ – 11% ※パクチーファラン(ผักชีฝรั่ง)

特に ①セロリは「寄生虫の温床」 であるとされ、深い溝のある茎に土が入り込みやすく、汚染された動物の糞を含む肥料が使用されることが多いため、危険性が高いと指摘されています。

・寄生虫による健康被害

これらの野菜に付着する寄生虫は、以下のような健康被害を引き起こす可能性があります。

鉤虫(Hookworm) – 腸内で血を吸い、貧血や鉄分不足、慢性的な疲労を引き起こす。

蟯虫(Threadworm) – 夜間に肛門付近に移動し、かゆみを引き起こし、放置すると家庭内感染のリスクがある。

鞭虫(Whipworm) – 慢性的な下痢や腸炎を引き起こし、重症の場合は栄養失調を招く。

回虫(Ascaris) – 腸閉塞や腹痛を引き起こし、肺に移動すると慢性的な咳の原因になる。

犬回虫(Toxocara canis) – 目に入ると失明のリスク があり、特に危険。

・安全に野菜を食べるための洗浄方法

寄生虫のリスクを減らすためには、野菜を適切に洗浄することが重要です。

1.流水でしっかり洗う – 葉をこすりながら汚れを落とす。

2.塩水または酢水に浸ける – 水4Lに対し、塩または酢を大さじ1杯 混ぜ、10〜15分 浸けてからすすぐ。

3.溝が深い野菜はブラシでこする – セロリやネギなどは、泥や寄生虫が入り込みやすいため注意。

4.可能なら加熱する – サッと湯通しや茹でることで寄生虫を殺菌できる。

・食中毒・寄生虫感染を防ぐためにできること

①信頼できる販売元から野菜を購入する

②手洗いを徹底し、調理前・食事前に清潔にする

③調理器具(まな板・包丁)を適切に洗浄する

④生食が必要な場合は、しっかり洗浄し、可能なら皮をむく

野菜は健康に良いが、適切に洗わなければ危険!

「塩水や酢水で洗う」だけでも寄生虫や細菌のリスクを大幅に軽減できるため、日常的に取り入れることを推奨しています。

①がタイでは難しいところですね。
外食が多くなりがちなタイですが、飲食店では当然このようなことは行っていませんので、リスクが高まるかもしれません。

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