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タイにヒットマンは存在した! 骨肉の争い、父親が息子家族などを殺害すべく嘱託殺人を計画。報酬は一人50万バーツ!
- 2024/3/28
- 事件(タイローカル)
台湾の実業家が、ファミリービジネス間の対立を理由に一人当たり50万バーツでヒットマンを雇用し、自分の息子とその妻、息子の弁護士の殺害を計ったとしてバンコクで逮捕されました。
12月22日、タイ犯罪抑制局警察と特殊部隊は、バンコク都シーナカリン通りの台湾人実業家フェンハオ・チャンの自宅に家宅捜索に入りました。
チョンブリー、サムットプラカーン、バンコク内の8か所で、嘱託殺人を行った容疑で逮捕されています。
事件は、フェン容疑者の息子であるジェームズ氏から通報を受け、捜査が始まりました。
ジェームズさんは警察に対し、10億バーツ以上相当の電子機器を製造・輸出する会社の取締役の地位をめぐって、父親と口論になったと語ります。
この法人は1999年に設立されており、彼の父親、母親、そしてジェームス氏自身が取締役を務めています。
その後2022年、息子は父親が会社の金を横領したとして、会社の取締役会から父親の名前を削除するよう、20件以上の民事および刑事訴訟で父親を訴えました。
それを逆恨みしたのか、ジェームズ氏は命を狙われるようになったため、警察に相談することになります。
捜査の結果、銃撃犯3人は全員逮捕され、父親であるフェン氏が、ジェームズさんと母親、弁護士を殺害するためにそれぞれ50万バーツの報酬を約束したことを認めています。
しかし、彼らは報酬が減額されたことで、考えを変え殺害を思いとどまったと言います。
証拠を集め、裁判所から捜索令状を取得した後、警察は標的となった場所に急行し、その後、自宅にいた主要容疑者3人全員を逮捕した。
容疑者3人は、ヒットマンらがすでに息子らを殺害したと思っていたため、自分たちが逮捕されるとは思わなかったようです。
主たる容疑者3名とは、フェン容疑者の他、2番目の容疑者プラカイプルック(64)で、以前はフェン容疑者の会社のコンサルタントとして雇用されていた人物でした。
また、3番目の容疑者テワラット(66歳)は、2006年に警察官殺害の罪で有罪判決を受けた元海軍特殊部隊でした。
警察は、テワラット容疑者の自宅で、手榴弾3個、5.56ミリライフル弾6発、M79手榴弾、1.357口径拳銃、防弾チョッキ、弾薬1セット、車2台を含む証拠を押収しています。
フェン、プラカイプルック、テワラットの3名が、他人を雇用して計画殺人を行った罪で起訴されると警察は発表しています。
主たる容疑者3名はいずれも容疑を否認しているとのことです。