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【写真でみるタイ】栄華を誇ったITデパート『パンティッププラザ』の今…
- 2020/6/30
- タイローカルニュース
2020年6月29日。
最近、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きをみせ、様々な規制が解かれつつあるわけだが、新型コロナの影響は、着実にタイ経済へダメージを与え、一般消費へも拡大しているのを感じる。
ナイトライフ、いわゆる夜のお店以外は、小売りやデパート、レストランなどほとんどの業態が営業可能となった昨今。しかしながら、デパートや大型ショッピングモールへ行っても、まだ開店を見送っているお店、シャッターのままのお店が目立つことに驚く。場所にもよるが、体感で3割くらいだろうか全く開店の目途すら立たないようなテナントを目にする。
そして本日ご紹介するこの『パンティッププラザ』も深刻な状況だ。
かつてはIT専門のデパート、タイの秋葉原なんて呼ばれたこともあり、PC関連、モバイル、ソフト、アニメやホビーなど正に秋葉原を一挙に詰め込んだようなショッピングモールだった。非公式ではあるが堂々と海賊版のソフトやゲーム機、アダルト商品なども売っており、昔はお土産に〇〇DVDをこっそりお持ち帰りしていた日本人も多かったと聞く。
そんな一時はタイITの代表格とも言える売り場を誇った『パンティッププラザ』だが、本日現在の様子はかなりひどい。
これが一階の様子なのだが、一見そこまで寂れた感がないようにも思えるが、本来はこのスペースは一番人目に付きやすい好立地の場所であり、歩く隙間がやっとのほどというくらいお店やイベントスペースで溢れていた。このようなスカスカ状態を見たことがない。
さらに入ってすぐの飲食店スペース。完全に閉まっている。バンコク都心部では外食文化なので、そのニーズが衰えることはない。その飲食店が閉まっている。しかもチェーン店であるマクドナルドが閉まっているというのは、入口から既に悲壮感しか感じられなかった。
エスカレーターを上った中央部のお店こそ、ライト全開で営業こそしているが…
側道にはいるとほぼシャッター通り
整然としているのではない。閑散としているのだ。
そのような中、ひっそりと頑張るレトロおもちゃ店を発見! ジャンボーグAの文字がタイ語で書かれているということは、現地生産品が存在するということか?!
ちなみに隣のプラチナムショッピングモールも覗いてみた。
過去記事:【タイ】プラトゥーナム市場。規制緩和4後も売利上げ9割減
この記事を書いたころと比べると持ち直したのか、それとも売上事態は変わらないのか定かではないが、『パンティッププラザ』を覗いた後だとより人通りがある感じを受ける。それでも以前と比べれば、人の出は3割ほどではないだろうか。
元々タイ人客も多いエリアだからか、営業中のお店は『パンティッププラザ』と比べると格段に多い。
ただ以前と比べれば、7割程度のオープンだろうか。
本当の不況、新型コロナの恐怖はこれからなのかもしれない…。早く駐在員とその家族を入れて経済にエンジンの火入れていかないと大変なことになるかもしれない。