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タイ裁判所「王室車列アンケート」事件で不敬罪容疑に無罪判決「王室を直接中傷する内容ではない」
- 2026/7/6
- 事件(タイローカル)

タイ・バンコク南部刑事裁判所は7月6日、王室車列に関するアンケート活動をめぐり、民主活動家タワン(タンタワン・トゥアラノン、ทานตะวัน ตัวตุลานนท์)被告らの事件で、不敬罪(刑法第112条)および扇動罪(第116条)について無罪判決を言い渡した。
事件は2022年2月、バンコク中心部のサイアム・パラゴン前で、「王室車列は市民に迷惑をかけているか」と尋ねるアンケートを実施したことを受け、検察が被告ら8人を起訴したものだった。
審理中には第3被告のネティポーン(愛称ブン)氏は死亡しており、同被告に対する公訴は棄却されている。
判決で裁判所は、不敬罪が成立するためには、国王や王妃、王位継承者など法律で保護される人物を侮辱・中傷する行為が必要だと指摘している。
その上で、アンケートの内容は王室車列に関する質問にとどまり、特定の人物を対象としたものではなく、王室をおとしめる内容にも当たらないと判断した。

また、被告らが三本指を掲げた行為についても、「個人の権利と自由を表現する意思表示」であり、タイ憲法が保障する表現の自由の範囲内と認定した。
検察側も、王室の名誉を傷つけたり、社会の混乱を招いたりする発言や行為を十分に立証できなかったとして、不敬罪と扇動罪はいずれも成立しないと結論づけた。
一方で、裁判所は、集会が法律で禁止される区域内で行われ、警察の解散命令に従わなかったことについては、公務員命令違反に当たると認定している。
死亡したブン氏以外に、それぞれ5,000バーツの罰金を科した。
さらに、第6被告については警察のバリケードを押すなどして公務執行を妨害したとして、公務執行妨害罪が成立すると判断し、懲役4か月と罰金5,000バーツを言い渡した。
判決では、「刑法第112条の適用は法の支配に基づき、公平かつ平等に運用されるべきであり、政治的利益や特定の集団の利益のために利用されてはならない」との見解も示された。
この法律に関しては発言が難しい部分が多いのですが、今回の判決により、より明確な指針が示されたという部分に置いて、画期的な判決だったと感じています。







































