タイの悪徳不動産会社にご注意を。サムイ島のコンドミニアム開発で英国人ら多数が被害。

最近は、1バーツ4円の時代に突入し円安バーツ高で、タイの不動産購入にうま味は失くなっていますが、それ以上の損害を被るケースもあります。

英国人男性が、サムイ島にある1500万バーツのコンドミニアムを南部スラートターニー県の不動産会社から購入したところ、法的所有権を取得できなかったとして、タイ当局に告訴状を提出しました。
多くの外国人がこの会社の被害に遭い、被害額は推定1億バーツに達しているとのことです。

タイ消費者庁の代表パッタコーン氏は、被害者である英国人デイビッド・エドワード・チャペルさん(70)に同行し、不動産会社に対する告訴状を提出する手助けをおこなっていますが、当該の不動産会社名は明らかにされていません。

チャペル氏は2016年にサムイ島に高級コンドミニアムを購入しましたが、正式な所有権を得られなかったと主張しています。

チャペル氏は、5月19日に当該コンドミニアムに建設許可が下りていないことが判明したと言います。
さらにその不動産が建っていた土地の特定部分が不法に抵当に入れられ、その後売却されていたことが判明しました。

パッタコーン氏は、犠牲者はチャペル氏だけではないと付け加えます。
他の外国人もこの不動産会社の犠牲になりました。

この不動産会社は、タイの法律に​​関する知識が限定的な外国人のみをターゲットにしていました。
彼らは顧客に対し、不動産を購入する場合にはコンドミニアム購入時に地税や関連手数料の支払いを免除するなどと勧誘し、
偽造文書も作成していました。

この事件は、現在警察により捜査中とのことです。 

こういった悪徳不動産会社は、良質なタイへの訪問者のために実名を公表すべきかと思うのですが、タイの場合、様々な観点からタイの企業を守る傾向にありますね。
外国人の方はこういったことに抗うのは非常に難しいので、明らかに良い条件を提示してくるような会社は注意した方が良いかと思います。

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