韓国人の国際手配犯、パタヤで観光客を装い潜伏。特殊詐欺で約900万バーツ被害。

タイ警察は、インターポールのレッドノーティス(国際手配)対象となっていた韓国人の男を、特殊詐欺への関与および不法滞在の疑いでパタヤで逮捕した。
被害額は少なくとも約900万バーツに上るとみられる。

中央捜査局(CIB)らは、37歳のサンチョン容疑者をノーンプルー地区の住宅共用スペースで拘束した。
捜査の結果、容疑者はビザ期限切れ後もタイに滞在していたことが確認され、不法滞在の罪にも問われている。

韓国当局によると、容疑者は同国の特殊詐欺グループの中核メンバーの一人で、主に人員の勧誘や、詐取した資金を洗浄するための「他人名義口座」の管理を担っていたとされる。
グループは政府機関の職員を装い、「資産が調査対象になっている」と被害者をだます手口で犯行を行っていた。

具体的には、被害者に悪意あるリンクを送り、スマートフォンにアプリをインストールさせた上で、「国家安全保障口座」などと称する口座への送金を促していた。
2026年8月だけでも被害額は約3億4200万ウォン(約900万バーツ)に達したという。

さらに、詐取した資金は暗号資産(デジタル資産)プラットフォームを経由し、個人のデジタルウォレットへと移されるなど、資金の流れを隠す巧妙な手口が使われていたとみられる。

捜査当局は、インターポールによる手配後、容疑者の行方を追跡し、パタヤに潜伏していることを特定した。
容疑者は発覚を避けるためタイ人名義でコンドミニアムを借り、観光客に紛れて生活していたという。
警察は技術的な追跡と継続的な監視を行い、誕生日当日に逮捕に踏み切った。

逮捕後、容疑者はパタヤ警察署に引き渡され、今後は韓国へ強制送還のうえ裁判を受ける見通しだ。
警察によると、容疑者は容疑を認めているという。

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