イエローライン開通で地下が軒並み上昇。注目のエリアは「サムロン」と「シーナカリン」。

6月3日、紆余曲折ありながらもイエローラインの一般公開が始まりました。
不動産コンサルタント会社コリアーズ・インターナショナルの調査によりますと、イエローラインの開通により、その沿線上の地価が着実に上昇を続け、中でも「サムロン」周辺は顕著になるだろうと分析しています。

「シーナカリン~スアンルアン」エリアの地価は1タランワー(4平方メートル)当たり42万バーツに達しており、開発業者は今後10年間でこの周辺に1万9000戸のコンドミニアムを建設する予定だと言います。

コリアーズの調査によれば、この地域の地価は最大で推定50%上昇するだろうと予想しています。
またイエローライン沿いの地価は、過去10年間で大幅に上昇しており、今後も継続的な上昇傾向とも述べています。

一方で、プルクサー社はハッピーランド・マーケットの12ライの土地を20億バーツ以上で購入しています。
そこでは6棟の建物、合計2,000戸の建設を計画しており、その価値は40億から50億バーツと推定しています。

しかし、このプロジェクトは最終的に中止され、ラップラオ地域の真ん中の土地は未開発のまま放置されています。

チャンスがあるにもかかわらず、ラップラオ地域の不動産プロジェクトの開発には、高層プロジェクトに対する都市計画法による制限など、重大な課題や障害が存在しています。
その結果、他の地下鉄沿線エリアに比べて開発が全体的に遅れ、このエリアの地価は他の場所に比べて比較的伸び悩んでいます。

もう一つ注目の場所がバンカピ地区ですが、そこでは1タランワーあたり30万バーツに達しています。
ただサムロン地域の40万から50万バーツには遠く及ばず、ラップラオ通り沿いの地価は比較的低いことがわかります。

これは、この地域が主に住宅、政府、または公益目的に指定されているイエローゾーン内にあるため、プロジェクト開発の機会が限定的であるからだと同社は分析しています。

具体的な上昇率をみますと、バンカピ地区では、1タランワーあたり 20万バーツから 32万 バーツの平均6%、シーナカリン地域では15万バーツから26万バーツの平均7.3%の上昇を示しています。
サムロン地区に関しては、25万バーツから42万バーツの平均6.8%上昇しています。

いずれにせよイエローラインの登場が、その沿線地域を活気に満ちたコミュニティに変えたのは事実ようです。
私は8年前よりサムロンに住んでいますが、まだその実感はありませんが(笑)

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